暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos22-Dなお深き闇に染まれ、聖夜の天(ソラ)〜Nur eine Hoffnung〜
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†††Sideルシリオン†††

アウグスタによって召喚された俺の使い魔――“異界英雄エインヘリヤル”である七元徳の使徒アポストルス。そのうちの2体である希望スペスと信仰フィデスと戦いを繰り広げることになってしまったが、「これはこれでアリだな」はやてら八神家を助ける為、なのは達が協力して戦っている。
これは俺が望んでいるシナリオでもある。友達として精一杯、全力で立ち向うその姿。より一層、あの子たちの絆が強まる。先にも抱いた感情を、今の段階で抱いた。そう「本当に綺麗だな、君たちは」その姿に改めて魅了される。っと、見惚れている場合じゃなかったな。

「カスティタス!」

『承知』

――Domine quando veneris/主よ、御身が世界を裁きに――

チェスで言うナイトの駒である馬(角付き)の形をした胴体、数億個のモノリスで両腕を構築した異形の姿をしている、七美徳の純潔を司る大天使カスティタスに指示を出す。腕を構築しているモノリスが一斉に分解され、200m級の龍であるフィデスと50m級の大鳥のスペスを包囲するように並ぶ。
モノリス結界を突破しようと突進や砲撃を繰り出す2体の使徒だが、柔軟に動くモノリスは突進・砲撃を避け、それでもなお包囲を崩さない。俺は“エヴェストルム”のカートリッジを2発とロードし、頭上に放り投げる。そして・・・

魔力炉(システム)稼働率上昇。魔力に神秘を付加。魔導式を魔道式へと昇華。・・・弓神の狩猟(コード・ウル)・・・!」

魔法ではなく魔術とした弓神の狩猟(コード・ウル)を発動。空いた右手に弓を、左手に槍の如き矢ウルを番え、「往け!」射る。そして魔力弓を消し、落ちて来た“エヴェストルム”をキャッチ。即座にカートリッジをロード。

「そら、もう1発!」

――女神の宝閃(コード・ゲルセミ)――

“エヴェストルム”先端より閃光系上級砲撃を発射。分裂することなく直進を続けるウルがモノリス結界に入った瞬間に炸裂し、モノリスを反射板として利用して全方位からフィデスとスペスを襲撃。遅れてゲルセミが結界内でモノリスに着弾、幾つかに枝分かれた上で2体を襲撃した。魔力と神秘に爆発・奔流に呑まれた2体を警戒しつつ、アウグスタと戦っているなのは達をチラッと見る。

「初めて見た魔法だったなぁ〜」

先ほど見えたなのはの細い多弾砲撃と、すずかの反射板――氷のシールド結界によるコンビネーション魔法を真似てみた。大戦時やこれまでの契約時でも似たような攻撃を何十回と見てきたが、あの子たちが使うと余計に綺麗に見える不思議。

「本当に俺はあの子たちのことが好きなんだな・・・。ふふ」

もちろん、異性ではなく人間として。そんなあの子たちの為にも頑張らないとな。この地球の界律に合わせてランク
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