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魔法少女リリカルなのは Searching Unknown
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経験不足なのだ。三ヶ月経つが、体力面以外では自らの成長を感じられないのも、彼が焦る原因の一つだろう。
「かと言って、俺が知らねぇと思って隠れて自主練してんじゃねぇ。ちゃんと寝てる奴に比べて動きが重いから見てりゃわかる。そうやって体壊すのなんざ任官してからでいいし、第一本来の訓練に支障が出てたら意味ねぇだろうが」
「はい、以降気をつけます!」
「ていって守らねぇのがお前だからな……どんな戦いをくぐってきたかなんて知らねぇが、お前はここじゃ所詮赤ん坊と同じだってことを忘れんな。とりあえずお前は今日から消灯時間にはちゃんと寝ろ。いいな?」
「はい!」
「ったく……まぁいいや。ティーダ!」
そう言って呆れる一佐であったが、切り替えてティーダへと指示を飛ばす。
「はい!」
「お前、直人と戦ってる時に同じミス何回してんだよ。砂埃だの煙だの、奴には通じねぇって何回ぶっ飛ばされたらわかるんだ?」
「それは重々承知しておりますが、今の私には時間を稼ぐ方法があれしか浮かびませんでした」
「お前馬鹿か?何回戦ってんだよ奴と。そんなんで奴の背中なんて守れんのかお前?しかもお前毎回毎回それしか言ってねぇぞ」
「はい……」
「はいじゃねぇよ馬鹿が。お前の頭はなんのためにあんだよ。次の模擬戦までに改善点を具体的にまとめたレポートを俺に出せ。いいな?」
「……わかりました」
「ったく……とりあえず、今日のお前らの実戦訓練はここまで。訓練用グラウンドに戻ったら他のメンバーが帰って来るまで休憩。全員揃ったら仕上げの走り込み。終わったら帰れ。いいな?」
「はい!本日もありがとうございました!」
「おう、お疲れさん」
そして、キース一佐は彼らの前から去っていった。空になったペットボトルを弄びながら歩く二人。ふいにティーダが切り出した。
「直人さんは、なんであんなに動き回れるんですか?」
「何でって?」
「だって、自主練してるんですよね?あれだけキツい訓練の後に」
訓練プラス自主トレをして、しかもキース一佐からは動きが重いとまで言われている。なのにそれでも自分より軽やかな動きをするのだから、不思議なのだろう。
「ああ、最初は毎日してたよ。今は模擬戦の前の日だけやけど」
「それだと余計キツくないですか?」
「そういうならその状態の俺に勝って見せろや。他のフロントと戦ってたらあんなにトロい動きしとれんわ俺だって。正直言って今のお前全然怖ないし」
ティーダも怖くないとまでいわれるとイラッとするが、実際勝てていないのだから文句の言いようがないため、黙って聞いているしかできない。
「後お前、ガンナーだからかなんか知らんけど動きが固まりすぎやねん。戦場で動かんでいいのは基本的に一番後ろの人間だけや」
「それはわかっ
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