第七話 夫妻凶牙
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ませんわ!」
矢の先端部分に光が表れ、次第に大きくなっていた
そしてその光が人並みの大きさになると由花里は高くジャンプした
由花里「奥義・流星浄破弓!!」
放たれた矢は、空から落ちてくる流星の如く、光を纏って恐ろしいスピードでパンサーに向かっていった
パンサーは避けようとするが、もうひとつの存在に気付いた
ジルベールが刹那でパンサーの懐に入り、灼熱の一撃を放とうとしていた
ジルベール「燃やし尽くせ!紅蓮業炎斬!!」
超高温の炎に胴体を焼き斬られたパンサーは大きく仰け反った
そして由花里の流星浄破弓がパンサーの頭部を貫いた
パンサーは断末魔の声を上げながらその場にゆっくりと倒れた…
ジルベール「…ぐっ…練気が…」
彼が纏っていたオーラが霧散し、その場に倒れそうになったが
由花里「ジル様!!大丈夫ですか!?」
由花里に支えられ、倒れることはなかった
由花里「まあ、凄い汗…」
ナハト流・練気開放の効果が切れると大量の発汗を伴い、一気に疲労が襲ってくるのである
つまり、この練気開放は一日に一回が限度なのである
疲労によって立ち上がれないジルベールは赤炎両刀・焔を杖の様にしてパンサーの下にいった
由花里もジルベールの後に続き、パンサーの下にいった
そして骸となったパンサーを見た二人は目を見開いた
ジルベール「核付きか…」
由花里「道理で強いはずですわね…」
パンシーの腹部に刺さっていた赤黒い球体がパンサーの腹部にも刺さっていたのだ
カリーナ「ジルー!由花里ー!」
ユウリ「大丈夫ですかー?」
クラリスクレイス「ジルー!倒したのかー?」
と三人がジルベールの所に走って来た
ジルベール「二人とも大丈夫か?」
カリーナ「うん、ジルの方こそ大丈夫?」
ユウリ「凄く疲れているようですけど…」
ジルベールの酷く疲れた表情を見てユウリとカリーナは心配した
ジルベール「ああ、大丈夫だ…」
そしていきなりカリーナとユウリが頭を下げた
カリーナ「ゴメン!あたし達が足引っ張っちゃって…」
ユウリ「そのせいで…ジルさんにこんな無理を…ごめんなさい…ごめんなさい…」
と、いきなり泣きながら謝ってきた
俺は二人の頭を撫でて
ジルベール「仕方ないさ…今回は核付きだったからな…でも大丈夫、俺は気にしてないしカリーナ達のせいにするつもりもない…」
カリーナ「ジル…グスッ…ありがと…」
ユウリ「ジルさぁん…うぇえん…」
と優しい言葉をかけたジルベールであったが結局二人を泣かせてしまった
クラリスクレイス「全く…本当に疲れたぞ…ジル!今日はここまでにしてまた次にするのだ!」
クラリスクレイスの駄々が始まった
キース「クラリスクレイスの言う通りだ…今日は止めにしとこうぜ…
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ