第三幕その五
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「こちらの方が」
「そうなのね」
「はい、カドリングの赤ですね」
「赤いけれど中身は同じよ」
そのお味もというのです。
「色が違うだけよ」
「色だけで判断出来ないんですね」
「そうよ、何でもね」
チョッキンペットは笑顔で神宝にお話します。
「色は外見だけだから」
「中とは関係ないですか」
「そうなのよ。オズの国でもそれ以外の場所でもね」
「そうですか」
こうしたことを話してでした、そのうえで。
ドロシーは笑顔でこう直近ペットに言いました。その赤いレモンティーとチョコレートクッキーを食べながら。
「それでだけれど」
「ええ、今日ここに来てくれた理由ね」
「今度エメラルドの都でパーティーを開くから」
「私をそのパーティーに呼んでくれるのね」
「そうなの、それで招待状を持ってきたのだけれど」
「有り難う、それじゃあね」
「受け取ってくれるかしら」
ドロシーは微笑みながらチョッキンペットに尋ねました。
「招待状を」
「ええ、嬉しいわ」
これがチョッキンペットの返事でした、とても明るいお顔での返事でした。
「それじゃあ有り難くね」
「はい、これね」
ドロシーは懐からそのオズマからの招待状を出してきました。チョッキンペットもそれを受け取りました。こうしてでした。
まずはチョッキンペットがパーティーに参加することになりました。チョッキンペットはにこにことしてこう言いました。
「今から楽しみよ」
「それは何よりね。では私達もね」
「ええ、エメラルドの都でね」
「またお会いしましょう」
ドロシーとチョッキンペットは笑顔でお話します、そして。
ここでなのでした、チョッキンペットは一行にこう言ってきました。
「それだけれど」
「それで?」
「ええ、貴方達今日はまだ時間があるかしら」
「少しならあるよ」
モジャボロが笑顔で答えます、見ればトトは彼トドロシーの間の足元にいてそこでお茶とクッキーを楽しんでいます。
「あと数時間はね」
「じゃあお昼を一緒に食べない?」
チョッキンペットはこう皆に言ってきました。
「これからね」
「お昼御飯をだね」
「ええ、皆でね」
「いいね、それでメニューは何かな」
「ベーコンエッグとね」
まずはこれです。
「シチュー、それとハムとパンにね」
「それと何かな」
「アップルパイよ」
それもあるというのです。
「どうかしら」
「いいね、じゃあね」
「ええ、皆で食べましょう」
「ミス=チョッキンペットは紙の人形を作るだけじゃないんだよ」
モジャボロは五人に笑顔でお話します、このことも。
「お料理もね」
「上手なんですか」
「そちらも」
「うん、そうだよ」
だからだというのです。
「そちらも楽しみ
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