第0.5部
キャラクター紹介
逆巻 レイジ
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パンッ、パンッ。2人には広すぎる地下室全体に響き渡る鞭の音。扉にはご丁寧に外側からチェーンがかけられている。
ーレイジ君…?何でこんなことするの…?
首輪に手枷・足枷をはめられた女が悲痛な声で鳴く。
「貴女は自分が家畜だということを忘れたのですか?動物は人間の言葉で話しませんよね…、お仕置き です。」
パシンッ、地下室内に一際大きな音が響いた。女は声にならない悲鳴を上げる。3秒後、今まで四つん這いの姿勢を保っていた女は倒れこんだ。
…女が壊れかけた時、彼は甘い声でこう囁く。
「よく耐えてきましたね…。では、ご褒美をあげましょう。」
苦しみの底に沈んでいた女の目に小さな光が宿った。
「さあ、何がほしいんです?」
ー分かってるくせに…
まるでふてくされるように言った女にレイジの顔色が変わった。
「おや…?家畜の分際でずいぶん生意気な口のきき方ですね。ご褒美、いらないんですか?」
ーそっそれはやだ「では、きちんと私におねだりしてみせなさい。」
平然と言い放ったレイジに女は何も言うことができない。
「そうですね。。土下座ですね。土下座すればご褒美をあげましょう。」
快楽を手に入れるか、人としてのプライドを守るか。女は一瞬諦めたような表情を見せ、レイジに頭を垂れた。
「よくできました。」
女が顔を上げると同時にその首筋に噛み付く。
半ば強引にも関わらず女は恍惚の表情を浮かべていた。
「恐怖に落とされた雌以上に美味しい血なんてありません…。」
小さな声でそう呟いたレイジもまた、恍惚の表情を浮かべていた。口元から流れる血が彼をより妖艶に見せる。
…逆巻レイジは吸血鬼(ヴァンパイア)だった。自己満足の為に女を従える、妖艶で傲慢な吸血鬼だった。
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逆巻レイジ: 逆巻家次男。
常に執事のような丁寧な振る舞いと口調だが、言っている内容は相当辛辣な慇懃無礼 の執事系ドS。
規律を重んじ、周りにも強要するが、その規律内容は自分ルールでかなりおかしいも のが多い。
趣味で集めている食器の手入れが日課。
種族: ヴァンパイア
学年: 嶺帝学院高校三年生
年齢: 18歳
身長: 183cm
体重: 67kg
血液型: O型
好きな食べ物: カルボナーラ
趣味: 食器集め
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