ティガレックスとキリンの狩猟 1
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おいた
カ「うっし。これで完成だ」
キ「何から何まですまないな。感謝するよ」
カ「いいってことよ。こっちも情報の方で世話になってるからな。互い様だ」
後は道具屋で回復アイテムや罠に調合アイテムに砥石を買って、準備を整え、待ち合わせ場所に行く
カ「二人共遅いよー。待ちくたびれちゃったよ」
カ「悪いな。ちょい遅れたわ」
モ「まさか……キリトと一緒にランデブーしてたんじゃ(ゲシッゲシッ)すいません。ごめんなさい」
一昔前の言葉を使った挙句、変な想像までしたから脛蹴りを何発かかましてやった
レ「あいかわらず呑気な雰囲気ね……相手にするモンスターはどれも強い相手なのに…」
キ「いつもこんな感じなのか……?」
ア「しょうがないでしょ。そういうパーティーなんだから」
不安に感じているキリトをよそにおいて俺達は狩場に向かっていった
フラヒヤ山脈・森奥
俺とカナミは途中でキリト達と別れて、キリンの捜索をしていた。この森奥は大量に雪があるのに寒さはポッケ村に向かう時の道中に比べれば、あまり寒くない場所だった
カ「しかし………キリンが見つかんねぇな」
カ「もしかして…逃げちゃったとか?」
カ「いや、まだ匂いが残っている。結構遠くに行ったのかもしんねぇ」
なぜ俺がそんな芸当が出来るかというと、SAOの隠しスキル《嗅覚》のおかげだ。ただ周辺の残り香の匂いを嗅ぐだけでモンスターとプレイヤーがどこにいるか分かる。特にペイントボールをやらなくても匂いで場所は分かるし、隠蔽している奴の場所も分かる。俺は他にも《体術》や情報を集める時に役立つ《聞き耳》スキルを持っている
カ「ん──……大体この辺りの匂いが強いな。ここを中心的に探そう」
カ「わぁお。展開した罠がいくつもあるよ。明らかに古龍と戦うのは初めてです的なやり方だね」
普通のモンスターには効く罠も古龍相手には一切通じない。実際俺も古龍に罠を仕掛けたことがあるが、見事に失敗したことを鮮明に覚えている。少し情けないと思いながら探すと
─────その瞬間、俺とカナミは動きを止めた。動きを止めたのは…………俺達の目の前にキリンが音もなく現れて驚いたからだ
白くて長い体毛に全てを見透かすような目。その姿は偉大なる老賢者でもあった。俺とカナミは武器も構えずにただ立ち尽くし、キリンを見ていた
キ「ヒヒ─────ン!!」
俺とカナミが我にかえったのはキリンが突進してきた時だった。何とかガードするが、次は体中がまるで生まれたての子鹿のように身震いした。歯がガチガチと震える。クシャルダオラでは体験しなかったかつてない畏怖。だが、ここで止ま
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