猛炎の将VS龍の魔術師
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「あくまで仮説だ、確証はない。だが可能性はある。」
「根拠は?」
「これだ」
龍使いはキリト、リーファ、サクヤ、アリシャにあるメッセージを送った。それを見た四人は驚愕した。
「これは・・・!?」
「嘘だろ・・・!?」
「そんな・・・」
「ウソ・・・」
「コレがもし本当なら、下手をすれば全種族で向かうしかない。その時は力を貸してほしい」
龍使いは頭を下げた。その姿にサクヤは苦笑する。
「はじめからそのつもりだよ、今さらお願いされることじゃない」
「すまない・・・」
「謝るな、しかし時間が欲しい。しばらく待ってはくれないか?」
「分かった、できるだけ多くの兵を寄越してくれ。さて、そこのスプリガン。キリトと言ったかな?」
「ああ」
「お前に伝えておく、怒りに任せて剣は振るなよ。太刀筋が鈍るぞ」
「ッ!・・・分かってる」
「ならいい、それともう一つ・・・焦るなよ・・・」
「お前・・・」
「じゃあな!」
「あッ、おい!」
龍使いはその場を飛び去って言った。
『いいのかい?本当の事を言わなくて?』
「ああ、いつか嫌でも話すときが来るさ。それに今伝えるべきことは伝えた」
『コレで少しは増えるといいのだがな・・・』
「増えてくれないと困る。ヤツの、オベイロンの計画を潰すためには・・・」
『楽しそうだな』
「そうか?・・・まあ、確かに」
龍使いの口元は笑っていた。いや、ニヤついていたというほうが正しい。
「久々に本気で戦えそうだからな♪」
『お前、今物凄い悪い顔しているぞ・・・』
「誉め言葉だ!さて、こっちはこっちで動くぞ!」
『了解!』
龍使いはさらに加速する。そして、計画は次の段階へと移行する。
「待ってな須郷、もうじきテメーの首を捕りに行ってやるからな!!」
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