第三章 始祖の祈祷書
第七話 侵攻
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が整っていない今では戦っても負けるため、どうしても回避したかったのであった。
だが……
「しかし、姫殿下の言うとおりだな」
そう……どうしても戦争が回避できない今、あんな無駄な会議をする前にすることがあったのだ。
天を仰いで目を閉じているマザリーニに、一人の高級貴族が近づいて耳打ちをする。
「枢機卿、特使の派遣の件ですが……」
マザリーニは話しかけてきた貴族の顔に被った球帽を叩きつけると、アンリエッタが自分に投げつけたドレスの裾を頭に巻き。
「おのおのがた! 姫殿下一人を行かせたとあっては、我ら末代までの恥ですぞ!」
後ろを振り向き訴えかけると、マザリーニはアンリエッタに向かって駆け出していった。
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