雨濡れの日、君のを貸して
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「あ? ────じゃ脱がしてくっ?」
「………もう勝手にしろ」
私は背を向ける。────これ以上付き合っていると、"何か"に襲われそうだ。
外の雨は、大分落ち着いてきているが。
「まー、寝巻きはあとで返すからさ、今夜は貸しといてよ。んじゃ、また今度なっ!」
何だ、"今度"って……。問う間もなく、あいつは嬉々として部屋を出てゆく。
後に残ったのは────
あいつの脱け殻………濡れて脱いでったまま、ベッドの上に────しょうがない奴。
END
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