第五章 StrikerS編
第百六十五話 『決戦(9) 抑止力の声、そして―――』
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
こる反動による傷をすぐさまに修復させる効果を発揮する。
「よし! アンリミテッド・エア、行くわよ! カートリッジロード!」
《了解! カートリッジロード!》
まず、一本カートリッジをロードする。
それによって私の中の魔力がただでさえ全部接続したことで膨れ上がっているのに、さらに一気に何十倍にも増大する。
そして発動する。
アンリミテッド・エアのラストフォルムを!
「リミットブレイク!!」
それによってエクスカリバーフォルムが光り輝き、次第に一本の剣が二本の双剣に分かれていく。
その光り輝く双剣はアンリミテッド・エアの干将・莫耶をもとにして出来た双剣形態『ツヴィリングフォルム』の発展進化系。
二刀それぞれがエクスカリバー以上の出力を秘めている性能を発揮する。
やはり私には双剣が手に馴染むわね…。
そして、フォルム名は…。
「エクスカリバー・ツヴィリングフォルム!」
黄金に光り輝く双剣を左右に構えてさらにもう二本のカートリッジをそれぞれロードする。
それによってさらに双剣は光り輝いてくる。
「いくわよ! 伸びろ! エクスカリバー・ツヴィリング!!」
瞬間、二刀の先から鋭い黄金の極光の刃が伸びていき、ゆりかごの内部をそれぞれが何度も貫いていく。
そして私は目をつぶり、外側まで貫通するのを待つ。
ただでさえ巨大な聖王のゆりかごだ。
貫通するにはかなりの魔力が必要になってくるが合計三ヶ月分の魔力が今私の中に渦巻いているのだ。
これくらいできないでどうする!?
そしてしばらくして外側まで貫通したのを確認したのか、アンリミテッド・エアが、
《マスター! 外側まで貫通しました!》
「よし! 後は…切り裂くだけよ!!」
エクスカリバー・ツヴィリングを握る手に力を込める。
足場をきちんと固定してその場で大回転を始める私。
「うわぁああああーーーーー!! 切り裂けぇーーーーー!!」
エクスカリバー・ツヴィリングは約束された勝利の剣の秘めたる神秘をそのままに、ただ“切り裂く事”だけに特化させたラストフォルム。
本来、再構築など不可の宝具、しかも宝具の中で最高位に近い聖剣、そして星が作り出した神造兵装で最強の幻想である約束された勝利の剣だ。
しかし、デバイス化したことにより、中身を詳しく解析できるようになったのだ。
それによりアンリミテッド・エアの中に複数あったブラックボックスを数年かけて解凍・解析していき、ある一つのブラックボックスの中に約束された勝利の剣をさらなる高みにまで強化できるプランが記録されている事が判明した時にはアルトリアとともにとても驚いたのは記憶によく残っている。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ