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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第355話】
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している。 だが、その誤解が解けたからといって私がお前の誕生日を祝う事はしない」

「そっかぁ……ラウラって冷たいよな」


 何気無い一夏の一言に、ラウラは眉を潜めるが気にする事なくパスタを食べていく。

 ……一夏は何気にグサッと女の子に対して酷い事言うよな。


「まあいいか。 シャルは来るか?」

「え? 僕も行かないよ? 確か九月の二十七日でしょ? ここに来る前の事前情報で僕は一夏の誕生日知ってたけど、その日って【キャノンボール・ファスト】あるじゃない? 終わったら直ぐに機体の調整したいもん」


 シャルは一夏の誕生日の日付を知っていたらしく、軽く俺は驚きの表情を見せた。

 ――多分これも、デュノア社社長、シャルの実の父親が一夏に対してシャルに接触させるべく色々調べたんだろうな……もしかしたら、ハニートラップも含めて考えていたのかもしれない。

 そう思うと俺の中の負の感情が少しずつ心の中を支配していくのがわかる。

 会えば殴る――とは思っていたが、殴る価値すら無い人間かもしれない。

 勿論、これは俺自身が抱いた第一印象故の判断――実際に会わないと人というのはわからないものだから。

 もしも父親としての情が少しでもあるなら……俺自身、許せるかもしれない。

 それすら無いときは――そう思っていると、俺の考えを他所に一夏は。


「一応キャノンボール終わった後の夕方四時から始まるんだが、それでもシャルは無理なのか?」

「うん。 ごめんね? ちゃんと機体整備しないと対応出来ないから。 キャノンボール仕様のままで模擬戦出来ないし」

「ふーん。 ……じゃあ他の皆は?」


 シャルがダメだとわかると興味を無くしたのか直ぐに他に訊いてみる一夏の変わり身の速さに少し唖然としていると篠ノ之が――。


「無論私は行くぞ? 一夏の誕生日を祝わないで何が幼なじみか」


 箸を起き、腕組みすると軽く咳払いをして然も行くのが当たり前だと言わんばかりな表情をした篠ノ之。


「箒は来るんだな。 ……セシリアはどうする?」

「わたくしも今回はご遠慮致しますわ。 キャノンボール・ファストもありますし、終わった後は直ぐに本国にデータを纏めて提出しなければなりませんの」


 やんわりとセシリアは断りを入れる――それを見て一夏は。


「そっか……代表候補生って大変なんだな。 美冬や未来、美春は?」

「え? な、何で私やみぃちゃん、美春ちゃんを誘うの?」


 三人共々、驚きの表情を浮かべて互いに顔を見合わせる――特に美春が一番驚いていて、本心では何で会ったばかりなのに祝わないといけないのかといった表情を浮かべていた。


「え? だって
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