暁 〜小説投稿サイト〜
DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第6章:女の決意・男の勘違い
第38話:隙あらば攻撃
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
面白いって何ですか!? ト、トルネコさんもそんな危ない鎧を用意しないで下さいよ!」
リュカさんの無茶苦茶な提案に、即座に対応するトルネコさんが腹立つ!
いくら自分を売り込みたいからって……

「良い子ちゃんな事言ってるけど、奴が寝てる間に少しは両親の敵討ちをしちゃおうって思ってるんだろ? 殺さないまでもアレちょん切ってやろうとか思ってんだろう?」
心配げにデスピサロさんを抱きかかえるロザリーさんと、彼の剣を抱きかかえるラピスさんが“サイテ〜!”って感じの目で俺を睨む。そんな気無いのに!

「ちょん切るならアンタのを切ってやるよ、出せこの野郎!!」
「お、シン君……手伝うぞ俺も」
思わず出た俺の言葉にウルフさんが嬉しそうに同意してきた。どうしてそんなに楽しそうなんだ?

「ちょっとアンタ達……リュカのソレは私のなんだからね! 勝手な事すると殺すわよ……」
やばい……ビアンカさんを敵に回してしまった!
「ち、違うんですよビアンカさん! ビアンカさんはお美しいんだし、もっと良い男を見つけるべきなんです。ね、ねぇウルフさん!?」

「馬鹿、リュカさん以上の男なんて居るわけ無いだろ!」
あ、裏切られた。
満面の笑顔でウルフさんに裏切られたよ、俺。

「ピサロ様は渡しませんからね!」
進退窮まって辺りを見回してたら、偶然ロザリーさんと目が合い、勘違いした彼女が声高らかに抗議する。
すると……

「要らないわよ、そんな根暗祖チン野郎なんて!」
「ひど〜いビアンカさん! ピサロ様のは祖チンじゃないですぅ! リュカさんのが大きすぎるんですぅ!」
おいおい……美女が二人、大声で何を言っちゃってるんだい!?

「そうだそうだ! アンタの暴れん坊将軍はデカ過ぎだー! ちょっとは周囲への配慮をしろ馬鹿野郎」
「黙れ馬鹿者! 美女達への配慮の結果、今の暴れん坊将軍が存在するんだ……敬意をはらえ小市民ども!」

「まったくその通りです、リュカさんのソレは他に類を見ない程素晴らしいですわ! 敬意をはらうべきです……ね、ラピスさん!」
「え〜っと……この件に関しては同意です。申し訳ございませんロザリー様」

つくづく自分が非常識団体に身を置いてると思える。
ミネアさんとラピスさんの愛人二人が、正妻であるビアンカさんと連合してリュカさん擁護派へ付いた。

ミネアさんの暴走を押さえないマーニャさんに視線を移すと、『もう無理!』とばかりに両手を合わせ頭を下げてくる。
ダメだ……これ以上この連中と関わってると、何時が自身の常識も崩壊しそうだ。

「もう解りましたよ……兎も角ロザリーヒルへ……俺がデスピサロさんを抱えますから、リュカさんはルーラで運んで下さいよ。本当お願いしますよ……」
早く全てを終わらせて、リュカさん達か
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ