第6章:女の決意・男の勘違い
第38話:隙あらば攻撃
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(デスキャッスル)
マーニャSIDE
リュカの言葉責めと、一方的な攻撃というド変態プレイに苛まれてた化け物デスピサロが、ロザリーの愛(笑)という奇跡によって、元の姿に戻ってゆく。
ウルフが“リュカの作戦はキングレオのときと同じ”と説明してたけど、その彼すらも不安にさせるドSぶりだった。
「うっ……ロ、ロザリー……危ないじゃないか、化け物に近付いちゃ……」
元のイケメン(リュカ似)に戻り記憶も復活した様で、無茶をするロザリーに優しく叱るデスピサロ。
これで彼に状況を説明し、理解を得られれば一段落つくと思ってたのだが……
「トウッ!」(ゲシッ!)「ぐはぁ!!」
何を考えたのかリュカのドロップキックがデスピサロに炸裂!
化け物から元に戻った為、全裸だったのだが、そこそこのイチモツを御開帳し気絶した。
「リュカさんと顔は同じですけど、アソコは小さいですね姉さん」
「下品な事を言うんじゃありません!」
何でこんな娘に育ってしまったのか……つーか今はそれどころじゃないだろうに。
何でリュカは攻撃したんだ!?
「な、何をするんですかリュカさん!?」
「そうだリュカ! デスピサロ様は正気を取り戻してたんだぞ!」
「え、そうなのぉ? また暴れ出すんじゃないかと思ってトドメを……テヘ?」
絶対嘘だ! 同じ顔が情けない姿で、情けない事を言ってるのがムカついたんだ、きっと。
ロザリー・ラピスは大激怒、私達は唖然としてるのだが、家族は大爆笑でリュカの行動を容認している。なんて非常識な一族なんだ!?
マーニャSIDE END
(デスキャッスル)
シンSIDE
コイツがデスピサロ……俺の家族と村の人々を殺した張本人。
憎しみに囚われてはいけない事は解ってる……しかし、リュカさんのドロップキックに唖然としながらも、気分が良かった事も事実。
でも、あの非常識一家と同類と思われたくないから彼には紳士的な態度で接しよう。
「し、しかし……本当にリュカさんとソックリですよね」
「そうだなシン君。これは見分けを付ける為に奴の顔に大きい傷を付けておくか?」
何とか話を進めようと口を開いたのだけど、非常識一族は非常識さを炸裂させ続け、笑いながら酷い事を言い出した。
「何てことを言うんですかウルフさんは!? ピサロ様の顔に傷など付けさせませんよ!」
「そうよウルフ君! 別人とは言え、この顔に傷を付ける事は私が許しません!
私の旦那と同じ顔なのよ!」
ロザリーさんが怒るのは解るけど、さっきまで大笑いしてたビアンカさんが怒るのは……
「それに見分けなら付くでしょ! パンツ脱がせば一目瞭然よ!」
「そうですねビアンカさん! アレだけは全然似てませんもんね」
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