23話
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ば、夕は毒に侵されて状態で戦闘機人三人を相手にするという。圧倒的不利な状況に陥ることになる。
「どうだい。私とウーノで考え、トーレとクローン、セッテで実行した策は?」
「………」
「言葉にならないくらい喜んでくれて嬉しいよ。しかし、君の体はどうなっているんだい?クローンの紫雲の発生させる毒は少量でクジラを動けなくする効果があるのだよ」
「答える義理はないな」
「それもそうだね。君を捕まえた後でじっくり研究させてもらうよ。トーレ、セッテ、クローン。動けなくなるまで痛めつけたまえ」
三人は言葉にすることなく、行動で示した。
「くっ…そ」
体さえまともに動けば、あれをやるか?だがコントロールが完全ではないあの力は俺の体にかなりの負荷がかかる。それにやるにしても、こう連続攻撃されると枷を外す暇がない。
夕は傷を負い、地面に着地して片膝をつく。ここでスカリエッティが喋りだした。ご丁寧に三人の戦闘機人は夕を包囲するが攻撃はしてこない。時間が経過すれば夕の体にさらに毒が廻ると考えたのだろう。
フェイトに対して模造品やら、キャロやエリオを自分に逆らわないように教育しているだの、他人からの愛情が薄れるのを恐れるだの、間違いを犯すことに怯えるてるだのと語っている。
「君はどう思う。島田 夕くん」
「さあな、他人の評価なんて気にするような性格してないんで知ったことじゃない。まぁ答えるやるか…粗悪品?そいつがコピーだろうがクローンだろうが。そいつにそいつだけの魂が宿っていればそいつは本物だ」
「魂とは非科学的なことをいう。魂など存在しない。あったとしても誰もその存在を確認できない」
「その魂の存在を感じられる出来事を体験したことがあるっていったらどうする?」
転生者である夕にしてみれば、魂の存在を否定することは今と前世の自分を否定する行為に等しい。魂があるから転生できたのだから。
「それが本当なら実に興味深い、後でじっくり聞かせてもらうよ」
勝利を確信しているスカリエッティにしてみれば急ぐ必要はないのだ。
「勝てたらな。次の意見にいくぞ。確か、自分に反抗心を持たない様にだったな。これについてはどこの家庭でもやっていることだ。過剰に自分の考えを押しつけるのはどうかと思うが、自分の考えを基に教育するのは普通のことだ。子供はその後、成長して親から教えられた考えを基にして自らの考えを身につけるものだ。その結果、親に反抗するもしないも子供の自由。それを他人のあんたが指摘すんのが間違ってんだよ。てめぇはもう少し世の中を自分の目で見てこい引きこもり」
「三番目は他人からの愛情が薄れるのを恐れるだったな。恐れない奴がいたらそいつはイカれてる。その人にとってその人物が大切であればあるほど強い愛情を求めるのは当たり
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