22話
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ら撮っておいたんだ」
「欲しがってたもの?」
「やばいものじゃないから気にすんな」
「………わかった」
夕がはやてに渡したのは剣の写真である。用意のいい夕であった。
次の日、部屋で夕が休んでいると。
「大変だよ。夕君!夕君が捕まえた襲撃者が全員脱走したの」
「はぁ?」
部屋に飛び込んできたなのはの話によると、朝早くに最高評議会の指令書を持った人物が現れ襲撃者逹を地上本部に護送していったらしい。はやても抗議したが相手が管理局のトップではどうしようもなかった。六課を離れて数分後、護送車は襲撃され、乗っていた連中は全員行方をくらませたそうだ。
「…ようするに俺の苦労は水の泡になったってことだな」
「あはは、そうみたい」
最高評議会を潰しに行きたいんだけど、だめか?
「はぁ〜」
夕は大きなため息をする。
「とにかくはやてのところに行こう」
「うん」
部隊長室に入ると、申し訳なさそうな顔したはやてがいた。
「夕君。あの」
「襲撃者の脱走の件ははやての責任じゃないから気にするな。問題はタイミングが良すぎることだ」
何の連絡もなく、護送車が現れ、すぐに襲撃されるなんて偶然。そうあることじゃない。
「最高評議会とスカリエッティには繋がりがあるかもしれないね」
「もくしは情報が何処かから漏れているのか」
剣とフェイトはそれぞれの意見を言う。
「どちらであっても面倒だな」
その時地面が揺れる
「何やこの揺れは!?」
「地震!?」
突然の揺れに驚いているとそこに強制通信が入る。初めに流されたのは全長数kmの巨大飛行戦艦の映像。すぐ映像が切り替わり、今度はスカリエッティが映される。
「やあ、機動六課の諸君」
「スカリエッティ!」
「先日は驚かされたよ。まさか送りこんだ娘逹が全滅するとは思っても見なかったよ。いや〜人生何が起こるかわからないものだ。それでこそ面白い」
こっちとしては全然面白くない。
「公開意見陳述会の襲撃は成功。しかし、六課襲撃は失敗。昨日のゲームは私としてはドローといったところだ」
「ゲームっ!」
フェイトにとってスカリエッティの言動はかなり頭にくるもののようだ。
「決着は今日、つけさせてもらおう。私は娘逹を全員投入し、切り札である聖王のゆりかごも出そう。君達、管理局も今ある全力で挑んくることを願う。そうそう、局員ではないが昨日の娘逹を撃退してくれた。島田夕君、君にも参加してもらいたい」
おい、偽名とはいえ、世界放送で俺の名前を流すな。後で消えづらいだろ。
「ゲーム開始は3時間後だ。楽しいゲームを期待してるよ」
通信が終了した。
「…剣」
「なっなんだい夕?」
夕の低い声に
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