奢り
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「今日は心配を掛けて済まなかった。
よって今日は俺の奢りだ、ジャンジャン食べてくれ!!」
無月、歳月、一条はとある喫茶店に来ていた。
何でも魔法科高校の生徒がよく出入りする人気の店らしい。
店も綺麗で食事も美味しい、まさに一石二鳥!
なのだが、、、、、、、、、、、、、、、、、、
「えっと、俺は
じゃあ、これとそれとあれ、
うーん、奢りなんだし、これも頼もうか、いや、これも捨て難い。」
奢りと言う言葉を聞いた瞬間、目が獣の様になった歳月
それは怒涛なラッシュでメニューに乗っている料理を店員に注文して行く。
え、遠慮のない。
「それにしても良いんですか?
ここの料理、少し高いですよ?
しかも歳月さんはあんなに頼んでますけど?」
一条は歳月に聞こえない様に言ってくる。
出来れば耳に穴が空くくらいの声で歳月に言って貰いたいが
一条もか弱い女の子、流石にそんな大きな声は出ないだろう。
そう無茶苦茶な解釈をしつつも答える。
「良いんだよ。今日は俺の為に二人は残ってくれたんだろ?
しかも結構、長い時間、それなのに俺が何もしない訳にはいかない。
責めて少しは償わせてくれ。」
と言うことで、
「一条も気にするな!
好きな物を好きなだけ、注文してくれ!!」
「は、はい。」
何故か困った表情になりつつも一条はメニューを取り出し
料理を確認する。
ここの店の商品は一条の言う通り少し高い。
だが、高いという事はその分、美味しい!
それがこの世界の決まりと言っても過言ではない。
またもや変な解釈をしつつも無月もメニューを取り出し商品確認
「ではこのクリタルトを1つ
練乳アイスのコーヒー混ぜを2つ
ガトーショコラを1つ、それと期間限定イチゴのケーキと南瓜のケーキを一つずつ」
「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、」
あまりにもの注文の数に呆然
まず先に歳月が頼んだ商品が登場、それはこのテーブル一杯に置かれて行く。
しかもまだまだ来る、どんだけ注文してんだよ!?
と思わず口に出してしまう。
が
「そうか?
これでもセーブしてる方だぜ。何せ奢りだからな人様の金を使って食べさせも貰うンだがら、
これ、かーちゃんの教訓!」
(その教訓、そのかーちゃんって人にこの現状を見せて言ってもらいたいよ。
しかも誰だよかーちゃんって今時、かーちゃんって言葉
聞かねーよ。てか、生まれて初めて聞いたわ!)
心の中でツッコミを入れつつも歳月はテーブルの上一杯に有る商品を
パクパク、バクバクと食べていく。
まるでカレーは飲み物ですが何か?
そう言ってるかのように、
無月は恐る恐るさっき店員が置いていった。(半端ない顔をして払える
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