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貯蔵能力を持つ赤龍帝
完成と改造

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帰ってからドライグの戦闘データを元にD-003の設計にかかった。
D-003のコンセプトは量産、最低でも赤龍帝の籠手ぐらいの力はもたせるつもりだ。

「あー、ダメだ」

が、今は中身の問題で躓いている。

「AIじゃどうしてもダメだし、他の龍を使うにしても一時間しか持たないからな」

AIじゃ出力がたりず、龍を使ったとしてもその魂が一時間で消え再び封印しなくちゃならない。

「あー、やっぱりAIを進化させるしかないな」

そのとき、ジョースター卿の言葉が頭によぎった。
『逆に考えるんだ、中身ではなく、外を変えればいいと』

「ジョースター卿スゲェ!」

AIにあった性能にすればいいのか。
そして、複数のAIを繋ぐことで設計と同じ性能になる。

「ククク、さらに覇龍システムを使えば通常禁手と同等の力を発揮できる」

一時間だけだが

「まあ、量産型だし、いいか」

デザインは通常と同じだ。

「あとは、ドライグにあれをつけてあれをして、ティラノスライガーにはこれとあれをーーーーー」

ドライグとティラノスライガーを停止させ、改造する。

「ふふふ、これであれが使える」

まあ、どうせレーティングゲームではタイマンだから使えないだろうがな。

「うっし、終わり!!」

フラグを建てておけば使うことになるだろう。アレも送っておいたしな。

「ククク、楽しみだ、本当に楽しみだ」
「サイラオーグ、生きろよ」

ドライグがなぜかサイラオーグの心配をしていた。
そこで携帯が鳴り出した。

「はいはい、もしもし?」
『今回の試合、二対二のタッグバトルにしよう』

計算通り。

「いいです。ただし手加減しません」
『ああ、死なぬようにな』
「あんたこそな」
『ふ、俺の小宇宙を見せてやろう』

プープー、電話が切れたようだ。

「ドライグにあれをつけて正解だったな。これであれがどのぐらい通じるか試せる」
「南無阿弥陀仏」

ドラゴンなのにお経を唱えるドライグだった。
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