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うちはサスケに転生してもうた
プロローグ
[2/2]

[9] 最初
ってきた。現状確認をしないとヤバイ。何も考えられ――

―――

 一ヶ月の月日が流れた。

 どうやら俺は生まれ変わったらしい。
 この事実が、ようやく飲み込めた。

 俺は赤ん坊だった。
 抱き上げられて、頭を支えてもらい自分の体が視界にはいることで、ようやくそれを確認した。
 どうして前世の記憶が残っているのかわからないが、残っていて困る事もない。
 記憶を残しての生まれ変わり。
 誰もが一度はそういう妄想をする。
 まさか、その妄想が現実になるとは思わなかったが……

 しかもただの転生ではない。アニメや漫画の世界に転生だ。
 俺が転生した世界は『NARUTO』の世界。

 そして

「ふむ、サスケか。いい名前だ。おれの弟だけあって俺によく似ているな」

 まだ少したどたどしかったがイケメンボイスになりそうな声。もう将来イケメン確定な顔。

 俺の眼の前にいるのは5歳の兄。その名もうちはイタチその人だった。
 あれ?一族滅びるじゃん……

[9] 最初


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