第五章 StrikerS編
第百六十四話 『決戦(8) 星の目覚め、暴走するゆりかご』
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ら、いける!
「…アルトリア。イリヤ。今から攻めていくわよ? なのはには少し痛い目にあってもらうかもしれないけど…」
《その意気です、シホ。ここできつい一撃をナノハに叩き込んで目を覚まさせてあげなさい!》
《うん! いつまでもあんなんじゃナノハも可哀想だからね!》
意見は全員一致。
レイジングハートも声を上げて、
《シホ…。マスターのもとに私を届けてください》
「でも、危険よ?」
《それは百も承知です。ですが、なんとかします!》
「わかったわ。あなたを信じるわよ? レイジングハート?」
《お任せ下さい》
おそらくなのはにヴィヴィオの言葉を届けたいんだろうな。
なら、架け橋くらいにはならないといけないわ。
「いくわよ!」
《はい!》
《いつでもいいわよ!》
《お願いします、シホ! マスターのもとへ…!》
それで私はエクスカリバーフォルムを構えて、魔力放出で一気になのはの距離を詰める。
当然、なのははアクセルシューターを放ってくるが私はそれを対魔力で防いで一気に詰め寄る。
そして剣を振り上げる。
するとなのはは防御でもするだろうプルートを盾にする。
剣と杖が衝突する。
だがあちらも頑丈なのか「ギリギリ!」と受け止められた。
「ッ!」
「さすが、スカリエッティ謹製の杖ね。でも、この一瞬が欲しかったのよ! レイジングハート!!」
《はい!》
それで私の懐からレイジングハートが勢いよく飛び出してなのはの目の前に浮かぶ。
《マスター!》
「ッ!?」
レイジングハートの呼びかけになのはの表情が強ばる。
おそらくなのはの意識がまだ残っている証拠だろう。
《マスター! 目を覚ましてください! あなたはこんなところで倒れる人ではないでしょう!》
「………」
それでなのはの動きが停止する。
多分意識が抗っているのか、洗脳力が揺らいでいるんだろう。
その証拠に先程まで常時展開されていたアクセルシューターがすべて消えていたからだ。
《私は、あなたがまた自由に大空を飛ぶ姿を共に共有したい…。私はあなたの相棒なのですから!》
「レイジング、ハート…」
《そして、ヴィヴィオの言葉をあなたに贈ります!》
それでレイジングハートから光が照射されてモニターが浮かび上がる。
私も初めて見るヴィヴィオの映像だがそこには泣きそうな顔をしたヴィヴィオの姿が映し出されていた。
『なのはママ…! ヴィヴィオだよ? 見えているかな?』
「…ッ、……」
『なのはママ…帰ってきて。ヴィヴィオはあの日に約束したキャラメルミルクの約束をまだ諦めてないよ! なのはママの作ったキャラメルミルクが飲みたい!』
「…ヴィヴィ、オ……ッウ!?」
それを聞いて効果があったのかな
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