暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者
第二章 魔術師と英霊たちとの邂逅 〜冬木 第五次聖杯戦争〜
運命の魔術師は皆様々な意味で特殊だ by先生
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とりあえず基本魔術一通りと投影の基本だけはマスターできた

投影に関してはアーチャーがすごいうまかった、というか本物と見分けがつかない

俺の投影はやはりアーチャーと比べると雑だ

まあ、アーチャーは俺のを見て、良くできていると一応は感心してくれたが

ただ、これは普通(・・)の投影に関してだ

物質を理解し、再現する。それを解析によって行うにはさすがにつらいものがある

しかし、しかしだ

(これでいいか)

俺は部屋にあるランタンに手を置く

検索(サーチ)

もし、すべての情報があるアカシックレコードに接続し、そこからコピペの要領で持ってくれば

発見(ヒット)....複製(コピー)

それは。本物と同じ物になるのではないのか?

入手(ゲット)

俺の反対の手には全く同じランタン。解析をしても全く同じ物だ

これが俺の魔術。いやどうだろうな、魔法になるのか?一応俺はこれを"複製"と呼んでいる

これは投影にはない利点がある

戦闘中にそんな暇はない気がするが、検索してくればたとえ現物を知らなくても創れるのだ

というか戦闘中にそんなことしてたら情報量で頭がパンクするわ

「成功か....まあ戦闘中にやるとすれば相手の宝具を複製するくらいか」

それでも十分強い。ただし、真名解放は無理かもしれないが

さてと、遠坂達はいま学校だし、どうしようかねぇ

<たまにはかまってくれよ〜う>

「アルティメイタムか、久しぶりだな」

俺のデバイス(相棒)をこの世界で使うわけにはあまりいかない

異端だし、必要以上に注目を浴びるからな

とりあえず、今すべきことは

「練習あるのみかな」

俺は木剣を投影して、剣術の練習をしようとしたときに、事態は動いた

パキンーー

そういう音が頭に響いた


ーー「遠坂、これを」

俺は遠坂に小さい刀を渡した

「これは?なにか魔術的なものを感じるけど」

「俺が作った刀だ。まあ守り刀だ」

そう、これは俺が作った刀。文字通り魂込めた刀

すなわち俺の半身でもある

俺は先生から刀鍛冶を学んだ。それの応用だ

「そう。なら持たせてもらうわ」

だがこの刀にはある仕掛けがある。それはーー

(魔術が起動したっ。転移ーー座標指定、安全確保!!)

保持者の近くに大規模魔術が起動した際に割れる

そうただそれだけ

しかし半身である以上、割れたという情報はすぐに届き、座標もわかる

すなわち

「遠坂!!」

「え?遠藤くん!?」

すぐに転移できるーーーーー
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