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輝ける未来への道標〜Hopeful Future〜
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を確立させた。それが、単一次元世界の終焉、複数次元世界の誕生、即ち再誕の真実だ。
あ、じゃあリエイスさんの言ってる事、大仰でも何でもなく紛れもない事実だ。父と母のくだりは意味解んないけど。

「私とルシルが夫婦ですかっ!?」

っとフノスさんが怪しいリアクションをしましたよ。一気に耳まで赤くなって挙動不審になる。この反応、フェイトちゃんがよくやるやつ。好きな人との事で何かしらのからかいを受けた時とか。それからフノスさんは訊いてもいないのに、本当ならルシル君と結婚するのが自分だったとか、でもシェフィリスさんを恨んでないとか、祝福してたとか、けどルシル君への想いを完全に断ち切れなかったとか・・・。途中で割り込めるような様子じゃなかったから、私たちは唖然としたまま聞くしかなく・・・。

「――ですから・・・ハッ。すいません! まったくもって関係ない話を長々と!」

フノスさんって面白い。記憶の中では凄い魔術師だったのに。なんだっけ? ウリベルトっていう魔族さんとの戦闘は、まさに神話とかに相応しい激戦だったし。あ、でもルシル君の記憶に初めて登場した時、何も無いところで転んでたっけ。ルシル君も、ドジ神に愛された、とか言ってたし。天然さんなんだね。色々と暴露しちゃったことでそれはもううろたえ始めたフノスさんを何とか落ち着かせ、

「恥ずかしいところをお見せしてしまい、すいませんでした」

一度シ〜ンと静まり返ったところに、リオちゃんがおずおずと挙手。アインハルトちゃんとコロナちゃんも何か訊きたそうな子をしてる。私たちがどうしたのかを訊く前に、フノスさんが「どうしました?」と微笑を浮かべて優しく尋ねる。
リオちゃんは少し言い淀んだ後、

「さっきの話なんですけど・・・次元世界を創ったって一体どういう・・・? 次元世界って、ラグナロクによって生まれたんじゃ・・・?」

あれ? その質問・・・。あ、そう言えばさっきは言ってなかったっけ。さっきはルシル君の正体や大戦、魔術、ラグナロク、次元世界誕生のきっかけなどの説明はした。でも次元世界誕生の詳細は省いてた。当然さっきの会話の内容は気になるよね。もう一度ちゃんと事情を知るみんなでアインハルトちゃん達に次元世界誕生の事を詳しく説明する。

「ルシリオンお父様もフノス様も、そんなにすごい方だったのですね・・・!」

「じ、次元世界をたった二人で確立させたなんて・・・。昔の魔導師って、ううん、魔術師ってそんなにすごい事が出来たんですか!?」

「コロナさん、でしたか。 いいえ、誰もが出来るわけではないのです。生まれ持った固有能力・・・ええと、現代にも似たようなモノがあったりしますか・・・?」

フノスさんが私たちにそう尋ね、はやてちゃんが「レアスキルや固有技能などが近いかと思います」
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