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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
輝ける未来への道標〜Hopeful Future〜
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†††Sideなのは†††

フノスさんの治癒術式コード・エイル(正確にはルシル君の術式だね)で回復された私たち。

「えっと、まずはすいませんでした。思ったように力加減が出来ませんで」

円陣を組んで座ってフェイトちゃんとルシル君がゴールするのを待っているなか、私の隣に座るフノスさん(みんな、緊張するから隣は遠慮したいです、とか言って)が申し訳なさそうに謝った。どひぃぃーーーっ! 心臓に悪過ぎる! 王様が、超絶に偉い王様が謝っちゃってます!

「い、いえ。お気になさらずに。私たちの修行不足が原因ですから。ね? みんな」

みんなに同意を求める。フノスさんは言っていた。魔力出力を一割にしていた、って。それであのデタラメな威力。あぁやっぱり強かった。というか次元が違い過ぎる。判ってはいた事だけど。あれ程までに速攻で墜とされるといっそ清々しいかも。

「そうやなぁ。最初からフノスさんに勝てへん思うてたけど、もう少し粘れるとも思ってた。それが出来へんかったのは、単純な話、私らの力不足ゆうことやな」

「だからもっと強くなって、負けないようになんないと」

「そうね。守りたいものをしっかりと守れるように」

はやてちゃんの賛同を皮切りに、みんながそれぞれ思い思いに言っていく。一通り黙って聞いていたフノスさんが「よかった。ラグナロクから世界を守れて」と微笑を浮かべた。みんなは口を噤み、ニコニコと笑みを浮かべるフノスさんへ視線を向ける。私たちの視線が自分に集まった事に気付いたフノスさんは「あ」と漏らし、

「そのですね。思い上がりかもしれませんが、私とルシルがラグナロクを食い止めたことで、今こうして皆さんが伸びやかに魔道――いえ魔導の鍛錬を行えるような世界があるとすれば、食い止めた本人としては嬉しいなぁ、と」

そんな考えを持ってしまったことが恥だというように頬を朱に染めた。思い上がりだなんてこと絶対にない。その通りだ。フノスさんとルシル君のおかげで、今の生命溢れる次元世界があるんだ。そう思うと、やっぱりフノスさんには畏敬の念しかない。ルシル君は・・・その、ね。もう友達としての時間が長すぎるせいで畏敬はちょっと。でも尊敬はしてる。

「御謙遜を。あなたとルシリオンのおかげで今の次元世界があるのです。我々現代を生きる者たちにとって、次元世界を創りだしたあなたとルシリオンは、世界の母と父同然とも言えるでしょう」

リエイスさんがそれはもう大仰な事を言っちゃった。ラグナロクが元は一つだった次元を数千以上に分断して、次元世界の大元を創りだした。で、ルシル君とフノスさんが協力してラグナロクを撃破、封印。その最中に次元世界という新しいシステムが崩壊しないように、フノスさんは空間干渉能力、ルシル君も複製・空間干渉能力を使い、次元世界
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