零の魔法
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起動式展開、魔法は発動した。
常人の目には見えない光が無月を覆う。
そして、台車は動き出す。ゆっくりと確実に前に進んで行く。
が、
「く、」
あまりにも的確に正確にやるあまりにスピードが出ない。
だが早すぎるとコントールが出来ない、見ただけなら簡単そうな作業
だが、実際にやってみると全然違う。
どうすれば良いのかは解る、だがそれが出来ない。
単純かつ繊細にそれが出来てこれは初めて成功と言える。
「無月、もっと慎重に
そして丁寧にそして大胆に!」
意味、解んねぇよ!
そうツッコミつつ、目の前の作業に集中する。
台車はスピードをほんの少しづつスピードが上がって行く、これを維持し的確に出来れば成功する筈だ。
そう信じ慎重に続けるが、
それは急に時間を止めた。
辺りの色、世界の色は徐々に変化し新たな色に変わっていく。
(やばい発動した!?)
それは急に発動した、今までは自分で望まない限り発動しなかった起動式が発動
そして世界のルールを書き換えるかのように起動式は膨れ上がる。
起動式は学校を覆う様にして空に浮かび上がり、そして完璧にこの学校を覆った。
零の魔法
この変化に気付けるのは無月しかいない。
この空間で動けるのは無月しかいない。
この空間で喋る事が出来るのは無月しかいない。
「止まれーーーーーーーーーーー!!」
零の魔法の起動式を打ち消すかの様に少年は新たに魔法を発動
(魔法陣、100の魔法発動)
そしてその魔法の起動式と魔法陣が重なり合った。
形は全くの同じ二つのそれは混ざり合い、新たな魔法に生まれ変わる。
時間は動き始めた。
「と、止まった。」
無月はその場に倒れ込む勢いで座り込む。
体からは嫌な汗が全身を覆い、気持ち悪い。体が重い二つの起動式と魔法陣を合わせるのには
相当のサイオンと知力がいる。それを一度に発動したらぶっ倒れるのは目には見えている。
「どおした、無月!?」
歳月は全身汗だく男、無月に近付き何が合ったのか聞く。
「そんなに、難しかったのか?
悪い、行き成りぶっつけ本番にやらせて、」
歳月は気付いていない。
フーー、
無月はため息を付きながらその場に寝転ぶ。
(やはりあの魔法が発動中は誰も気付かないのか?
それにしても何で勝手に発動したんだ?
何時もは俺が望まないと発動しないくせに、)
零の魔法、インヒィニティー
特別警戒危険魔法の1つ
これが発動した場合、周囲に有るサイオンを一つにし巨大な起動式の塊を創り出し
そしてその起動式はとあるきっかけでこの世界を常識から覆す。
発動を止められて良かった。
無月は安堵のため息を付きつつ目をつむり暗闇の世界に舞い降りる。
そして少
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