暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 世界を渡りあるく者
第二章 魔術師と英霊たちとの邂逅 〜冬木 第五次聖杯戦争〜
剣の英霊と剣を極めしもの
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盟を組むことになったのかという理由を聞いて、取り敢えず自己紹介をしていた

それにしても

「セイバーだっけか?凄いな、剣については鬼才みたいだな」

「ほう。みただけでわかるのですか?」

「ああ。こう見えても剣に関しては一通り極めているんだ。是非とも手合わせをお願いしたいな」

「道場あるけど、使うか?」

「マジか!!どうする?セイバー」

「では、少し」




ということで只今衛宮家道場に来ております

「勝てるのか?」

アーチャーが聞いてくる。それに対しおれは

「まあ、見てろよ」

とだけ言う





「ルールは一本先取でいいか」

「ああ」

「問題ありません」

「では、始め!!」

士郎の掛け声と同時に俺とセイバーが地をける

ほぼ同じ速度で移動し、竹刀を打ち合った

「早いな」

「そちらこそ」

この時両者の心境は異なるものだった

蒼炎からしてみればあのスピードは想定内。なにせ相手は英霊なのだから

セイバーからしてみればあのスピードは想定外。なにせただの魔術師と侮っていたのだから


故に認識を改めた

相手を対等な剣の相手として

(本当は油断してる間に一発入れようと思ったがダメか....仕方ない、奥義使わなきゃ元々勝てない相手なんだ。それに)

この時蒼炎は笑っていた。本人も気がつかない間に

(その方がやりがいがある!!)

お互いに同時に離れる。そして、睨み合った

(長期戦は無理だ、次で決めてやる)

(持久すればスタミナ切れで勝てるやもしれません。今は耐えましょう)

二人同時に動き出すーーだがセイバーは一つ見誤っていた

セイバーは最初の蒼炎の速度を普通の速度と思っていたのだ

蒼炎は最初に桜花を使っていた。だが今は使っていない

その結果は

(な!?相手が遅い?)

蒼炎からみれば相手が突っ込んでくるように見える

普通ならそれでセイバーの高速の一撃が決まるはずだ

しかし、蒼炎は普通ではない

「万物ーー流転」

そう、蒼炎が狙ったのはカウンター

万物流転とは、体術奥義である流転を極めた形

流転は相手の体を利用し、地に回し倒す技

万物流転は相手の動きを利用し、地に回し倒す技

これをみれば流転の方が難しいと思うだろう

しかし、流転は体を使うことでしか落とせない

万物流転は、相手が何をしていようが倒せるのだ

即ち、剣を振っていようとその動きを利用して落とせる

究極のカウンター

それが万物流転である


(え?)

そして、蒼炎のそれはもう、相手は自分が何をされたのか理解で
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