コードギアスR2
0617話
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いる。何しろ俺達の目的はサクラダイトの定期的な供給だ。それを考えれば、日本の掌握は必要不可欠。だがこの世界の日本というのは妙に反骨精神旺盛なので、迂闊に占領をしてしまえばブリタニアの二の舞になる訳で……
「そうなると間接統治が望ましいんだが」
それもまた、難しい。ブラックリベリオンで京都六家は皇家以外は全員処刑されているしな。間接統治にするにしても任せられる者がいない。かと言ってルルーシュ率いる黒の騎士団と同盟というのもコーネリアの感情的に難しいだろう。あるいは原作通りにルルーシュがシュナイゼルの策に嵌り黒の騎士団を追放した後の黒の騎士団なら……いや、駄目か。敵の言葉にまんまと乗るような無能な者達を味方にするのは害悪でしかない。玉城や扇のような無能は敵にいてこそ有益なのだから。
「その辺、星刻辺りに任せるしかないか」
「ん? どうしたんだ?」
呟いた声に反応するムウに、小さく首を振る。
そもそも、俺がそこまでギアス世界の日本を心配する必要はどこにもない。ぶっちゃけ、サクラダイトの安定供給さえされればカラレスのような奴が総督でも構わない訳なんだしな。
「それよりも、スレイの左手に指輪が嵌ってたけど……また恋人を増やしたんだな」
「まあ、そうなるな」
「おーおー、しれっとした顔してまぁ。何だってこんな男がこんなにもてるのかね。俺は世の中の不条理を恨めしく思うよ」
「お前だってナタルと幸せに暮らしているんだろう?」
「そりゃそうだが、やっぱりハーレムってのは男の夢な訳だ」
「……分かった。この世界のいざこざが片付いたら、その辺をナタルに教えてやろう」
「おいっ! ちょっ、おま!」
言葉に詰まるムウを眺めつつ、中華連邦に到着するまではゆっくりとするのだった。
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