暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR2
0617話
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されている仕事量は多すぎる。それを考えれば、アクセルの言う事も分からないではないな」

 イザークが溜息を吐きつつ頷く。
 まぁ、忙しい分魔法球で頻繁に休憩を取っているから過労死するとかいうのはまず無いんだろうが……それでもエザリア1人に外交を任せるというのは厳しいのは事実だ。

「とにかくいつまでも海中でどうこう言っていてもしょうがない。中華連邦に向かって、洪古と連絡を取るぞ」

 俺の言葉で取りあえずこの話はお終いとなり、それぞれが自分の仕事をするべく担当部署へと散っていく。
 ……とは言っても、このシロガネは今回の改修でトライロバイト級を参考にして大幅に自動化されており、これまで必要だった10分の1程度の人員がいれば余裕で動かす事が出来るようになっている。その人員にしても、艦長のマリュー以外は量産型Wで十分なんだし。
 つまり何が言いたいのかと言えば……

「やる事が無い」

 それに尽きる。

「いや、そりゃお前さんはそうかもしれないけどな。でも他の奴は結構急がしそうにしているぜ?」

 シロガネの食堂で紅茶を飲みつつムウと暇潰しをしている訳だが、技術班の面々はシロガネの状態チェックや機体のチェック等で忙しいらしい。
 コーネリア、ギルフォード、グラストンナイツの面々はKMFの調整に引っ張りだこだ。……まぁ、シャドウミラーの中でKMFの扱いに長けているのはギアス世界出身者しかいないしな。
 オデュッセウスは部屋に籠もって何やらしているが……誘ってみても良かったかもしれないな。

「けど俺がやるべき事は、もう基本的に終わっているしな」

 お茶請けとして用意されたクランベリークッキーを口へと放り込みつつ、何となくTVのスイッチを入れる。

『現在、行政特区日本の式典予定会場へとやってきています。既に会場は綺麗に整えられており、2日後の式典を待つばかりです』
『そうですねぇ。けど、本当にゼロが……黒の騎士団が参加するんでしょうか? 正直、疑問しかありません』
『ですがゼロが自分の名に於いて協力すると言っているのですから、これで実は嘘でしたとなると黒の騎士団の信望は地に落ちる訳ですよね?』

 富士山麓の式典記念会場で、20代程の女アナウンサーと30代程の男のニュースキャスターが画面越しにそんな会話をしている。

「行政特区日本……か」

 ユーフェミアの念願を叶える為にナナリーは頑張っている。それをコーネリアはどう思っているのか。確かコーネリアもナナリーは可愛がっていた筈だ。それともルルーシュの妹という事で情を断ち切ったか? ……いや、あの情に厚いコーネリアだ。そう簡単には割り切れないだろう。俺達の作る新国家とエリア11がどのような関係になるのか。正直、色々と面倒な事になるのは分かりきって
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