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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜]U〜
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――
弓神の狩猟
(
コード・ウル
)
――
止まった直後、無数の
蒼い光線
(
ウル
)
が私を追い抜いて行って雪玉を粉砕。ルシルの上級術式だ。ウルだったらエーリューズニルを壊せそう。と思ったんだけど、ウルが全弾氷結されて粉砕。雪玉と氷結されたウルの破片が宙を舞って、陽光を反射してキラキラ光る。凄く神秘的な光景で思わず見惚れてしまいそうになる。こんな状況じゃなかったら、ルシルとゆっくり眺めていたいなぁ〜。
「やはりウルの様な拡散攻撃じゃ突破しきれないか」
「あ、でも雪玉攻撃は何とかなったね」
「あは、そうだね。雪玉攻撃だけは、ね」
「なっ・・いつの間――っ!」
すぐ目の前にシェフィリスさんが居た。全然接近に気付かなかった。いくら意識が散漫(ちょっと。本当にちょっと)になっていたと言っても、全然気付かないなんて有り得ない。すでに振りかぶっていた“ガンバンテイン”を勢いよく振るってきた。“バルディッシュ”を前面に掲げて防御態勢。その瞬間に衝突。シェフィリスさんは“ガンバンテイン”を握っていた右手を離して振りかぶった。
「
凍破
(
ティモリア
)
・・・!」
冷気を纏った拳打による攻撃と判断。現に振りかぶられた右拳の周囲の大気が凍っていってる。シェフィリスさんが私の目を見てる。これは・・・誘われてる・・・? だったら私も付き合わないと。そして、勝つッ。
「プラズマ・・・アームッ!」
私も右手を“バルディッシュ”から離して振りかぶり、雷撃を纏わせての拳打を放つ。シェフィリスさんが笑みを浮かべる。真っ向からの同種の魔法の打ち合いが嬉しいのかな?とか思ったり。
「
誅拳
(
ヒモナス
)
!!」
鍔迫り合いしてた“バルディッシュ”と“ガンバンテイン”が離れてすぐに雷撃と冷気の拳打が私たちの間で衝突。拳の接着面から冷気が周囲に飛び散って氷の結晶と化し、雷撃の閃光を乱反射する。だから視界が眩しさで潰されて目を閉じざるを得なくなった。
――
氷零世界の箱舟
(
リーヴスラシル
)
――
何かすごい音(何かが砕けたような)がしたけど、目を開けていられないから何が起きているかは判らない。それに、シェフィリスさんも同じはずなのに攻撃を続行しているから、もうそっちに意識を割けない。こっちも負けじと右拳に、さらに力と魔力を込めて押し返す。
「おお、結構粘るんだ。いいね、いいよ。じゃあちょっと付き合って。私と貴女の一対一で。ルシルには邪魔されないようにしたから」
――天上隔離結界――
まぶたを閉じても意味のない真っ白に染まる視界の中、シェフィリスさんがそう言った。最後の、一対一の後がちょっと聞こえなかったけど。でも、うん、望むところ。シェフィリスさんには負けない、負けられない、負けたくない。光の乱反射にも慣れてきて、
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