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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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キャッチしてる。

「コレ、神造兵装第10位・神杖ガンバンテインって言ってね。私のために在る神器と言っても過言じゃないの」

“ガンバンテイン”の先端を私たちに向けて、ニコニコ笑みを浮かべた。するとルシルが「しまったっ! フェイト散開だっ!」って私の肩を叩いた。ルシルの切迫した声に、私は考えずに空へ上がる。ルシルも私と逆方向に向かって飛んだ。

――雪槍乱穿(ドリ・エギエネス)――

空に上がった直後、“ガンバンテイン”の先端にあるアメジストから、吹雪の砲撃が放たれた。吹雪の中には、氷の槍か杭のようなものが幾つも巻き込まれてるのが見えた。吹雪だけだと思って防御に回ったら、氷の槍で防御を削られて終わるかも。それにしても、あんな笑顔であんな冗談じゃ済まされない攻撃を使うなんて。シェフィリスさんが空に居る私とルシルを見上げて「あ、外した」って漏らした。

「不意打ちとは・・・いい度胸じゃないか、シェフィ」

ルシルが“ラインゴルト・フロースヒルデ(双銃剣)”を起動させる。私も“バルディッシュ”を大鎌ハーケンフォームにして、両手で構える。シェフィさんがルシルの“フロースヒルデ”を見て、左手を顎に当てて考える仕草をする。えっと、この間に攻撃とかしていいのかなぁ・・・?

「エリアマスターの権限において。ルシルの神器・神槍グングニル使用を許可します」

「・・・いいのか?」

「グングニルくらいないと苦戦するよ、きっとね」

ルシルは“フロースヒルデ”を指輪に戻して「グングニル」と告げると、ルシルの左手に“グングニル”が現れた。これで本当の戦闘開始になるみたい。それを示すかのように、シェフィリスさんの背後に建つ氷の城に動きが。三棟の塔と居館の至る所に開いている窓らしき穴から光が漏れだす。光がパタリと止んで・・・・

氷帝城塞の砲撃(ディアトン・アストレス)・・・・撃てぇぇーーーーッッ!!」

穴という穴から巨大な雪玉が数十と飛び出してきた。よく見ると、雪玉の表面には雪だるまの様な顔が。あ、可愛い。

「じゃなくてっ・・・・!」

――ソニックムーブ――

避ける。避けるけど数がハンパじゃない。視界いっぱいが真っ白な雪玉だ。それなら回避だけじゃなくて迎撃を。雪玉の軌道に注意しながら一瞬だけ停止。

「ハーケン・・・セイバーッ!」

“バルディッシュ”を振るって雷撃の魔力刃(ハーケン)を放つ。ハーケンは雪玉を切断していきながらエーリューズニルへ向かい・・・・当たる直前で氷結されて粉砕された。ハーケンくらいじゃビクともしないということか。切断力は抜群なんだけどな・・・。回避を再開したところに、『フェイト、止まってくれ』ってルシルからの念話。もう雪玉が幾つか迫って来ていたけど。うん、ルシルを信じよう。

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