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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜]U〜
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「
氷結女帝の城
(
エーリューズニル
)
を発動させたという事は、やはり戦うつもりか?」
ルシルが私の前に躍り出て、シェフィリスさんとその後ろに在るソレを真っ直ぐ見詰める。私ももう一度見る。シェフィリスさんの背後にそびえる青い氷で出来た城を。中央と左右に一棟ずつ塔があって、その間に居館がある簡単なデザインの城なんだけど。ただ建ってるだけじゃないのは確かだから、何かしらの
補助術式
(
サポーター
)
か
増幅術式
(
ブースター
)
の可能性がある。ルシルとシャルの記憶の中には出なかったから効果が判らない。
「うん。敵対者とは魔道を交えて語る。フェイトさんともぶつかっておきたかったし」
「ゼフィ姉様の持論だな」
「えっと、なのはも似たような考えを持ってるよね。あと、私って敵意持たれてる?」
「そう言えばそうだな。いや、敵意は持ってないだろ・・・」
「ルシルの言う通りだよ。敵意じゃないし、もちろん嫌ってもない。むしろ私はルシルと貴女の仲を祝福しているし。感謝でいっぱいだよ。ぶつかり合いたいっていうのはね、貴女への興味からなんだよ、フェイトさん」
シェフィリスさんがニコッと微笑みかけてきてくれた。よ、よかったぁ。今までのが演技で、実際は私を嫌ってました、なんてオチじゃなくて。ホッと安堵の息を吐く。
「それじゃあ確認するね。早い話が私をノックアウトすればOK。そうすれば入り口を閉ざしてる氷結が解除されるから。解り易くて良いでしょ?」
頭に被った
毛皮
(
ファー
)
の無いパパーハを取って、上に放り投げた。私は釣られてパパーハの行方を目で追う。パパーハは空で凍りついて砕けた。一体何だったんだろ? 雪となって降ってくるパパーハの破片からシェフィリスさんへと視線を戻す。と、シェフィリスさんの着ている衣服が変わっていた。
蒼い燕尾シャツにフレアロングスカート、腰に巻いているオーバースカートは前開きのフレアスカートで色は白。スカートの裾から覗く黒いブーツ。肩に羽織っている白の袖なしインバネスコート。髪型はツーサイドアップじゃなくて耳下で髪を束ねたツインテール。それが、シェフィリスさんの魔術戦のための戦闘甲冑。記憶で見た通りの格好だ。
「それじゃあ始めよう。スンベル最後のお題、最後の戦いを・・・!」
VS?―?―?―?―?―?―?―??
其はアンスールが蒼雪姫シェフィリス
??―?―?―?―?―?―?―?VS
シェフィリスさんの右手にアイスグリーンの光が溢れて集束。光は杖を形作っていって・・・その姿を露わにした。一言で言えばまさに杖。1m半くらいの長さの棒状クリスタル(蒼だからサファイア?)が捻じれていて、縄のような杖になってる。クリスタルは先端で分かれて、球体状のアメジスト?(紫色だから、たぶん)を三方からがっちり
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