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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜]U〜
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、「術式解除」と告げる。それに呼応して解凍されていく扉。シェフィはそのまま扉へ両手をつき、ゆっくりと扉を開けていく。
「さぁどうぞ。ルシル。フェイトさん。この先に在る転移門ヘイムダルを潜れば、お題クリアよ」
ホテルマンのような仕草で私とフェイトを招き入れるシェフィ。
「行こうか、フェイト」
「うん。ルシル」
最後にシェフィに別れを告げようとしたところでそれは起きた。
「「「っ!?」」」
地震だ。しかもかなり激しい。カーネルの真技ほどではないが、だが強い。倒れ込みそうになったフェイトとシェフィの肩を抱いて支えてやる。というか私ももう立っていられない。だからゆっくりと二人を座らせることに専念。しばらく地震は続き、収まったところでさらに異変。
「空が割れる!?」
フェイトが空を見上げて叫ぶ。フェイトの言う通り空が割れ始めていた。結界が砕けたような生易しいものじゃない。このスンベルと言う世界自体が割れているような感じだ。そこにシェフィが「そんな、嘘っ!?」といきなり声を張り上げた。驚く私とフェイトに、シェフィは小さく「ごめん」と謝った。何かしらのアクシデントが起きたのは間違いない。そしてそのアクシデントを私は目の当たりにした。
「そうか・・・。お前が次元世界に現れたからこそ私とグロリアと言う守護神が召喚されたのか・・・!」
割れた空より顔を覗かせるソレ。見間違うはずもないソイツに、私は悪態をつく。私の言葉を聞いたフェイトが「アレって、やっぱりアポリュオンなの?」と訊いてきた。答えはもちろんイエス。“アポリュオン”はナンバー]T:永遠アエテルニタス。
「おいおい。テスタメント・ルシリオンとグロリアは何をやっているんだ・・・?」
?―?―?―?―?―?
――ミッドチルダ軌道上
第一世界ミッドチルダと二つの月の間、無限に広がる宇宙空間。その宇宙空間に展開されている現実と隔絶する結界内、そこには三つの人影があった。
フード付きの
外套
(
マント
)
と
神父服
(
キャソック
)
、目や鼻や口の穴が開いていない仮面は全て漆黒。左手に2m近い漆黒のケルト十字型の錫杖を持っている。黒き第四の座に座する、天秤の狭間で揺れし者4th・テスタメント・ルシリオンだ。
「グロリア。アエテルニタスのスンベル侵入を許してしまった」
「もうっ、何やってるのルシリオン! アタシの可愛いヴィヴィオちゃん達がいるんだからしっかりしてよっ」
「いつヴィヴィオ達がお前のものなった?」
テスタメント・ルシリオンに怒鳴る女性、グロリア・ホド・アーレンヴォール。
フード付きのマントとキャソックや目や鼻や口の穴が開いていない仮面は全て純白。右手に2m近い純白のバートシス十字型の錫杖を持っている。彼女、グロリア
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