4話
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操作もそれに当たる。
守勢に長けた能力だが、一対多の戦闘ですら勝ちを拾える希少性をも内包する。自身の防御を最大に、と同時に影人形による自立攻撃。影の攻撃力が低くても、最終的に立っていれば勝ちだ。
現状、影人形の最大運用個体数は17。つまり、17もの壁を持つ。他者を守る為の能力としては有用だった。“影“と云う陰欝なイメージがあるとはいえ、高音も愛衣も――そして士郎も、これを是としている。
高音としても、別に相手を滅ぼす力が欲しいワケではない。必要なのは守る為の力。それを一番有効に使え、自身の適性に合っていたのが“影“だったに過ぎない。
その高音の秘奥とも言えるモノがある。
――黒衣の夜想曲(ノクトウルナ・ニグレーディニス)――
近接戦闘に於いて、その物理的な攻撃を“自立防御“する巨大影人形の創造。あらゆる攻撃から主を護り、その巨大による攻撃で圧倒する最終奥義。
攻守一体の操影術がそこにある。
今回の修業の半分はこれ、「黒衣の夜想曲」での戦闘訓練になる。となりに、近接と対を為す遠距離でのサポートをする愛衣がいる。布陣は問題無い。だが、“敵“を侮るな。“敵“は――
「さあ、行くぞ。制限時間は10分。
……その間、耐えてみせろ」
――“敵“は、“最強を創造する自分自身“なのだから!
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