2話
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ます。
さて、私達の紅茶も女生徒みたいに真っ赤にしてるし、暖かくて甘酸っぱい恋心は初々しいところが良いんです。
一番美味しい最後まで、ゆっくりじっくり味わいましょうか――
春の夕暮れ、紅く染まった空もいつも通り。
何が変わるわけでもないが、それは人には該当しないのだろう。
確かに今日と云う日、変わった何かがあった。
一時だけ、二人だけの過去返還。
ただ戻るだけか、そうでないか……
その答えなど誰も知らない。
知っているとすれば未来の誰か。
だが、何の変哲も無かったわけではない。一時だけとはいえ、「日常」では無かったのだから。
ただ、過去へ向いた二人とは違い、周りは劇的だったかもしれない。
それこそ「日常」の変革。変化の乏しい日常に、小石が投げられたその波紋。
何時だってそうだ。“小石(当人達)“より“波紋(周り)“の方が騒がしい。
沈んだ小石が、自身の起こした現象を確認するのは――
――さて、何時の話しだろう。
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