21話:欠陥電気
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子に戻ってため息を吐いた。
「わかった。もう降参だにゃ……」
ついに土御門が折れた。
「いいぜよ。今回だけは、俺が上の連中を説得してなんとかしてやるにゃ」
サンキューな、土御門。
「でも、これだけは守ってほしいぜよ。今回の事件はいろいろとめんどくさそうだから、できるだけ魔術は使うなよ?」
「お、おう!!」
一方通行に能力だけで対抗できるワケもないんだけどな……
そっか、科学側の問題だから魔術使用自体問題なんだな……つっても、AIMバーストに魔術かましたんだけど。
い、一回だけならいいよな?? 絶対使っちゃ駄目とは言われてないしな。
「よし、じゃあさっさと女の子攫ってくるにゃ、誘拐犯め。また病院で会うぜよー」
なんか、こいつの中でオレが病院行きだと確定していた。カミやんじゃあるまいし……
「よ、よーし、とにかくオレはやーるーぞー!!」
オレは誘拐犯と呼ばれようともミサカ妹の1人を絶対に助けてみせる。
オレはもうダッシュでこの場を後にした。
まぁ、もちろんこんなにもお喋りをしている余裕はなかったし、オレが実験場に辿り着いた時にはまだ少女は生存していることが奇跡ではあったがな……
オレは実験場に着いてその光景に目を疑った。
どこかのコンテナが沢山並べられた倉庫っぽい所。レベル5の第一位が相手なんだ、そこで起きた戦闘が凄まじいことを物語ってはいたが……
「これが噂の学園都市最強のレベル5ですか、とミサカは心底残念そうな顔で貴方お顔面を踏んづけてさしあげます。JCに踏まれるとかロリコンな貴方にとってご褒美ですよね??」
「ぐっ、くそったれが…………」
………。
おいおいおい、この世界のシナリオはどうなってやがんだ……
グリグリと少女に顔を踏んづけられる白髪頭のモヤシくん。つーか、ロリコン呼ばわりされていた。
つーか、なんかミサカ妹がセロリくんを圧倒していた。
こりゃあ、土御門。お前の言ったとおり、事件に関与すべきじゃなかったと後悔するしかなさそうだ。
お前はこうなると予想できたのか??
オレには予測不能な、くそったれの展開だった。
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