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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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たに与えられるのですっ♪ さぁ、そのマスに止まりしラッキーなプレイヤーよ。再びその歩みを進めたま〜え!』

「やったね、なのはママ♪」

「だね〜♪」

っと、目の前にサイコロが落ちてきて、何とかキャッチ。両手でサイコロをいじりながら空を見上げる。螺旋階段の様な半透明のマス目の道。一つ一つのマス目は大きく長いから、たぶんあと少しでゴールに着きそう。
でもルシル君の話通りなら、次のお題で最後かもしれない。出したお題によっては、もう“アンスール”の人たち全員と逢うことは出来ない。ルシル君を見る。私の視線に気づいて、その意味を察したらしいルシル君は「大丈夫だよ。気にせず振ってくれ」と言ってくれた。

「うん。じゃあ・・・・えいっ」

サイコロを放り捨てる。綺麗な音を立てて転がるサイコロを見詰める。そして出た数字は・・・・「16!?」だった。連続で最高数字16を出しちゃった。

「すごいっ! なのはママすごいっ!」

「はい。連続で16を出すなんて・・・」

「つうかさ。今の16二連続で運を使い果たして、今からやるお題は最悪なんじゃね?」

「やめてよヴィータちゃん。そんなこと言われたら、死亡フラグ――フノスさんとバトル、みたいなことになっちゃうよ」

最悪な展開が頭に浮かぶ。フノスさんは、ルシル君以上に強い魔術師で、魔術師の王。いくら魔力の出力制限があるって言っても、きっと戦って勝てる相手じゃない。だけど、フノスさんとの戦闘。それはあくまで可能性だ。ヴィータちゃんが言ったようなことは絶対にない・・・はず。かぶりを振って嫌な想像を追いだす。ここで立ち止まっているわけにもいかないから、私たちは再び歩き出す。

「ルシルさん。フノスさんってやっぱり強いんですか?」

そう言ってリオちゃんはルシル君の隣に駆け寄る。ルシル君は「今まで見てきたアンスールの誰よりも強いよ」と即答。リエイスさんも「最も戦火が激しかった大戦末期。その当時最強という事は・・・」
って続けて、最後にヴィータちゃんが「魔術師最強ってわけだな」と締めた。
ヴィヴィオやアインハルトちゃん達がブルッと肩を震わせる。恐怖からか緊張からか、それとも別の感情からか。・・・っと、着いたね。見上げればゴールはすぐ上。手を伸ばせば届きそう。

『このお題は全員参加! ルールは簡単。ゴールを目指す。ただそれだけっ! 移動方法などの手段は一切問わずっ。さぁ頑張ってゴールを目指せよ、諸君!』

ゼフィランサスさんのアナウンスが流れる。私はお題の内容に安堵――しかけたけど、油断は出来ない。足元に光が生まれる。転送が始まる合図。視界いっぱいに光が満ちて、一度完全に視界が真っ白に染まる。視界が元に戻って、ようやくお題を行う世界が目の前に現れる。

「ここは・・・・・ビ
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