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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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っ」と落ちてきたところを“ミョルニル”で打ち放った。この時点でもうドッジボールじゃないな。シエル、セシリス、カーネルのコートへと高速で飛んでいくボール。

「来いやっ!」

カーネルが“フロッティ”をバットのように構え、飛来したボールを打ち返した。それを見たアンスールを除く全員の心の声はきっと、えええーーーーっ!?だろう。実際、私がそうだ。ボールをキャッチせずに相手コートへ打ち返す。普通なら打ち返した当人がアウトだ。だがアウトではないらしく、ボールの応酬は続く。そこにステアが「これからアウトを見せるね」と私たちに告げた。ステアの視線を受けたシエル達が一斉に頷く。

「レン、あなたがアウトねっ!」

シエルがそう宣告して、飛来したボールを全力で殴り返した。ボールはレンの左肩にドガンッ!と当たった後、コート外へと飛んで行った。ステアが「レン、アウト!」と告げる。だがレンはそれどころじゃない。レンはシエルの強烈な一撃を受けた肩を押さえて蹲っていた。しかし誰もがスルー。哀れ。

「ということで、ボールが顔や頭以外にぶつかってコート内や外に落ちればアウト。それ以外は基本セーフです。返ってきたボールをキャッチせずに打ち返したとしてもアウトにはなりません。ぶつかり、味方か自分が取ることが出来た場合もセーフという事になります」

「そういうことね。体に当てられて、ボールが下に落ちたらアウト。あと武器に当たって、相手コートに返す事が出来なくてもアウトね。ま、これだけに注意していてくれれば良いってわけ。だから、こんな事も出来る」

シエル達のチームにある動きが生まれる。シエルが一人コートに残り、セシリスとカーネルは外野へ移動した。
その隊形は三角形だ。三角形の中心に、ジークとフォルテ、未だ復活していないレンが。まずは内野のシエルがボールを殴り、外野のセシリスへと飛ばす。飛んできたボールを“レーヴァテイン”で打ち、カーネルへと送球。今度はカーネルが“フロッティ”でシエルへとボールを再び打ち返す。そしてシエルがまたセシリスへ、セシリスからカーネルへ。あぁなるほど。

「キャッチして投球体勢に入って投げる。この工程が省けるから・・・」

「そーゆうこと。あーいう風に超高速のパス回しが出来る。これでかなりの確率で相手チームを翻弄出来るってわけ」

フェイトの呟きにステアはそう返す。確かに上手く繋げる事が出来れば翻弄出来るな。私たちがそのメリット、デメリット両方あるルールに唸っていると、ドゴン!と鈍く大きな音が聞こえた。ハッとしてコートへと目を向けると、シエルのボールがレンの顔面を捉えていた。痛っっっったぁぁ〜〜〜。あれは痛い。ボールがレンの顔面にめり込んでいるぞ。ヴィータとアギトが「ひでぇ」と戦慄している。というか全員がドン引きだ。

「顔
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