暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜]〜
[27/30]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
壁だ。完全に封殺出来るなんて甘い考えは持ってない。せいぜい少しは威力を衰えさせることが出来て良し、程度だ。雷球を徐々に重力場を突破しようと直進してくる。

「すまない、みんな。キャッチはシエルと私で何とかする。みんなはボールの射線上からどいてくれ」

リエイス達にそう指示を出す。リエイス達も雷球の威力が衰えていないのを察し、文句ひとつ言わずに言う事を聞いてくれた。シエルに相談もせずに指示を出したんだが、シエルは「あは。兄様に頼られるとやっぱり嬉しいな?」と右腕に抱きついてきた。

「ありがとう。それじゃあシエル。頼めるか?」

「もちろんっ。任せてっ」

シエルは重力場を突破しようとしているボールの前に飛び出して、立ちはだかる。その直後、雷光を撒き散らしながら重力場を突破してきたボールの対処に動くシエル。

「真技!!」

シエルの四肢に今まで以上の重力が付加される。グッと腰を落とし、目の前にまで迫って来ていた雷球へと・・・

――天壌蹂躙するは(デストラクション・)神なる拳(パイル)――

重力によって、最早肉眼じゃ捉えられない程に加速された拳打・蹴打が連続で打ち続けられる。この真技の本来は型は、地上での連撃後に相手を空に打ち上げて、空でさらに連打、ルイン・トリガーで対象を地面に墜落させ、そして最後にシエル自らに重力を掛け、地上に叩きつけられた相手に高速・超重量で落下してトドメの一撃を与えるというものだ。
トドメの一撃はその都度変わるが、どんな一撃であっても必殺だ。

「そぉぉおぉぉらぁぁぁーーーーーーっ!!!」

シエルの咆哮と同時に放たれるアッパー。それでボールに纏わりついていた雷光が完全に弾かれた。
ボールは空高く舞い・・・・・

「クロイツ・・・シュラァァーーークッ!!」

“シュベルトクロイツ”を振り被って跳んでいたはやての下へ。フォルテが勢いよく振りかえる。フォルテがアウトラインのギリギリに立っていた。ジークの真技に巻き込まれないようにするためだ。そして放った後もその場から動かなかった。誰も、シエルにすらジークの真技を止められるなんて思わなかったからだ。フォルテは完全に振り返ることなく、その場から全力で飛び退く。少しでもはやてから距離を取りたいからだろう。

「この・・・!」

――復讐者の(ぺルセ)・・・・――

フォルテの右腕に影が纏い、折り重なって盾となろうとしていたが途中で止まる。ボールがフォルテを素通りしたからだ。そう当てるつもりはなかった。フォルテが身構えて拍子抜け、そこから体勢を整えてボールへと振り向くその僅かな隙。さぁそこを突け、レヴィ。

――瞬閃 牙衝撃――

ジークがフォローに回ろうと動く。が、ジークはコートの中央、若干左寄り。だがレヴィはジ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ