暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜]〜
[26/30]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
れは解っているよな・・・?」

「無論ですよ、ルシル。ですが・・・もう引けません。ミョルニルをこの形態にした以上は」

確かに。もう後戻りはできない、か。すでに臨界点だ。こうなれば。私は「私に指揮をさせてもらえないか? はやて」と管理局チームのリーダーであるはやてに訊ねる。

「そうやなぁ。・・・・みんなはどうや?」

「ルシルパパはアンスールの事に詳しいし、手伝ってくれたら心強い、です」

「あたしは・・・しゃあねぇか。セインテストの奴のおかげで一人アウトに出来たし」

ヴィヴィオとリエイスに続いてザフィーラ、レヴィ、アインハルトも認めてくれた。最後にはやてが「決まりやな。というわけで頼むわ、ルシル君。シエルさんも」と頬笑みをくれた。

「シエル。手伝ってくれるか?」

「うんっ。わたしはいつまででもどこまででも兄様と一緒に」

「ありがとう。ザフィーラ。鋼の軛をコート境界へ展開。何十と重ねて盾としてくれ」

「承知した。鋼の・・・軛!」

アンスールチームと管理局チームのコートを隔てる中央ラインから管理局チームコートの3分の1辺りまでの範囲で鋼の軛が発生。何重にも重ねられた鋼の軛は城壁と化す。にしても本当に便利だな、鋼の軛は。

「シエル。あの壁の後ろに重力障壁を」

「了解です、兄様」

――歪曲せし空間多層障壁(ディストーション・ディターレント)――

鋼の軛の壁に寄り添うように展開される壁状の重力場。これで鋼を突破されたとしても、そう易々とリエイス達へは届かない。

「リエイス、ザフィーラ、レヴィ。君たちは外野ギリギリまで来てくれ。ヴィータとザフィーラは中央、リエイスはザフィーラの隣り、レヴィはヴィータの隣で待機。重力場を突破してきたボールはおそらくさほど威力が無いはずだ。だからキャッチが出来ればしてくれ。とは言え、もちろん無理はしないでほしい。何せ外野にはシエルや私が居るのだから」

「了解した」「承知した」「判った」「オッケー」

さぁ準備は整った。「来いッ、ジークッ!」と鋼の軛の向こう側に居るジークに告げる。

「良いでしょう。あなたの策が勝つか、私の真技が勝つか・・・」

「「勝負っ!」」

「真技・・・・、雷神放つ破滅の雷(ミョルニル)!!!」

爆音と強烈な閃光がスタジアムに満ちる。“ミョルニル”でボールを打っただけでこれだ。次に鋼の軛からミシミシと嫌な音が漏れてくる。突破されている音だ。鋼の軛が保ったのは二秒。二秒でボールは鋼の軛を突破し、シエルの重力障壁へ突入。まずいな、これは。予想より威力が衰えていない。隣に居るシエルに「キャッチ用意」と告げる。

「判った。んんー、やっぱりジークの真技には敵わないな〜」

真技に対して通常の防御障
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ