暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜]〜
[25/30]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
せん。試合再開と行きましょう」
「あ、はい。それじゃあ管理局チームからのボールという事で」
フェンリルからリエイスへと渡るボール。リエイスがキャッチして、私へ縋るような視線を向けてきた。この中で、私と同じくらい“アンスール”に理解があるのはリエイスだ。フェイト達に見せた記憶。もちろん見せなかった記憶もある。というかそちらの方が多い。
だがリエイスは全てを知っている。私が人間だった時、これまでどういった契約をしてきたかまで。だからこそフォルテの真技発動宣告が必要以上に効いている。私は何も言えず、ただコクリと頷くしか出来ない。
「出来る事をやるしない、ということか」
――シュヴァルツェ・ヴィルクング――
黒い魔力を纏わせて右拳打をボールに打ち込み、フォルテへと飛ばす。
「
復讐者は踊り護る
(
ぺルセヴェランス
)
」
対するフォルテはそう告げ、幾条もの踊る影を右拳に纏わせたのち、飛来するボールに影纏う手の平を翳した。すると影は手の平の前で幾層も折り重なって盾となり、その直後にボールが衝突。効果破壊の魔力を纏ったボールは、少しずつ影の盾にヒビを入れていきながら直進。
「やる。でも・・・・私の、影は、それ以上」
ついにはボールの勢いは止まり落下を始める。と、フォルテが落下するボールを蹴り上げてキャッチ。セーフだ。これでボールは“アンスール”チームの物となる。フォルテがボールをいじりながら「ジーク。真技、いける?」とジークに訊いた。緊張は最高潮へ。ジークの返答は・・・?
「ええ、いつでもいけますよ」
お・・・終わった。“ミョルニル”のヘッドの装飾に刻まれた
敵の撃滅
(
ソーン
)
、
力
(
イング
)
、
強化
(
フェオ
)
、
勝利
(
テュール
)
、
魔力
(
エオー
)
、
超越
(
ダエグ
)
のルーンが輝きだす。耳を無意識にでも手で閉じざるを得ないほどの爆音。目を開けているのか閉じているかも判らないほどの閃光。視聴覚が通常に戻って、誰もが絶望を抱かざるを得ない状況がそこにはあった。
「この一撃で、必ず、一人が、アウトになる。誰から先に、アウトに、なる?」
全員の視線はそう告げたフォルテじゃなく、もはや雷そのものとなっている“ミョルニル”を持つジークに向けられている。“ミョルニル”のあの形態。ジークは二つの真技の内の一つ、
雷神放つ破滅の雷
(
ミョルニル
)
を使う気だ。いくら制限されているとはいえ、神造兵装の六位の“天槌ミョルニル”による一撃。威力は抑えられているだろうが、それでもやはり危険だ。
「なぁ、ジーク。真技を使うのはやめないか?」
「いいえ。そちらにシエルが居る以上、こちらも手加減は出来ません」
「・・・いいのか? シエルの重力は正しく空間を歪めるものだ。いくらあなたの真技とて下手をすれば落とされる。そ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ