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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜\〜
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僕は壁に掛かった大きな肖像画を指差して言う。銀色の髪に翡翠色の瞳。背格好はキャロよりちょっと小さいくらいの女の子が、両親と思しき男の人と女の人の間にある大きな椅子に座ってる絵だ。イヴィリシリアさんって結構ファンシー好きなんだなぁ。イメージからして・・ううん。そう言うのは勝手にイメージで決めちゃダメだ。
「ぬいぐるみの中に隠れるのが良いかな。キャロの防護服の色なら紛れ込みやすいし、フリードも見方によってはぬいぐるみだし」
「それに四階なら捜索されるまで時間があるから余裕を持って隠れられる、ですね」
フェイトさんの告げた理由に僕がそう付け加える。きっと一階から捜して来るはずだ。隠れ鬼のエリアはヒミンビョルグ城の中央区だけ。だけど中央区だけって言っても十分に広大。全部の部屋を一つ一つシラミ潰しに捜すには骨が折れそう。だから上の階に行けば行くほど隠れきれる可能性が高い。
「じゃあわたしとフリードはここに隠れるね」
キャロとはここで一旦お別れだ。明かりを消した部屋を後にして、僕とフェイトさんは別の隠れる部屋を捜す。そして残り時間も少なくなってきたところで決まった、僕が隠れる場所。四階の上、最上階。そこには四つの階段があって、時計塔・尖塔に続いているのが判った。
僕はその内の一つの階段。尖塔へ上がるための階段を上がって、尖塔の頂上の物置の様な場所に隠れることになった。そしてフェイトさんはと言うと、
「ど、どういうつもりなんですかフェイトさん!?」
「どういうって・・・。私は二階に隠れる。で、見つかったら可能な限りイヴィリシリアさんを引き付けて時間を稼ぐ。あとはみんなが頑張ってくれれば勝てる・・・ってゆう風に考えたんだけど・・・」
「そんな自分だけが犠牲になる精神、誰も喜びませんよ!」
と言う事で僕は怒ってる。イヴィリシリアさんはシャルさんより強い。そしてフェイトさんは、シャルさんより・・・弱い。いくらアンスールが僕たちに合わせて実力に制限を受けているからって。フェイトさんがイヴィリシリアさんを少しでも抑えるなんてことが出来るわけが・・・。
「誰も犠牲になろうなんて思ってないんだけど・・・。でも、うん。そんな風に捉えられたんなら謝るよ、エリオ。ごめん。もちろん私だって見つかるつもりないよ。それに簡単に捕まるつもりも負けるつもりもない」
フェイトさんの真剣な表情。たぶんフェイトさんは有言実行するつもりなんだ。こうなったフェイトさんはもう言葉を曲げない。僕が折れるしか・・・。
「私は大丈夫、無茶なんてしないから。ほら、エリオも早く隠れて」
「・・・絶対に無茶はしないでくださいね」
「うん、約束するから」
フェイトさんはニコって笑って張り去っていった。約束、か。だったら安心できるかな。フ
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