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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜\〜
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屋と、見つかった場合の逃走経路を確認しながらそんな事をぼやいた。シャマル先生も「そうね〜」って頷く。あたしは「どうゆうこと?」って訊き返す。
「イヴィリシリアさんは間違いなくアンスールの中でも最強クラスの魔術師。そんな人が相手っていうのがツイてない。でも、お題の内容は隠れ鬼。戦うんじゃなくて隠れて見つからないようにすること。戦いを回避できるっていうのがツイてる」
「ティアナの言う通りね。見つかりさえしなければ衝突することなくお題をクリアできる」
「そっか。ある意味ラッキーなお題ってことか」
納得。見つからないように隠れて、見つかっては逃げて隠れて。う〜ん、大変なお題だなぁ。それからは無言で探索して、それぞれ自分の決めた部屋に隠れることになった。
ティアは三階の豪勢な部屋。たぶんイヴィリシリアさんの部屋だと思う。家族のみなさん、ルシルさん達アンスールの肖像画が壁にあったし。シャマル先生は四階。そこも豪勢だったけど使われている感じじゃなかった。家族の部屋かもしれない。そしてあたしは最上階の時計塔、その頂上。
「たぶん下から捜していくから、見つかるまで時間を稼げるはず・・・」
安直だけど、でも間違いないはずの考え。それに、ここ時計塔はかなりゴチャゴチャしてるんだし、そう簡単に見つかることはないはず。まぁ歯車や振り子の音がうるさいのがちょっと辛いけど・・・。見つかるよりはずっとマシだよね・・・。
†††Sideスバル⇒エリオ†††
フェイトさんとキャロと廊下を走って、部屋と逃走経路を確認していく。もし見つかって逃げる事があったら、迷わずにイヴィリシリアさんから逃げないと捕まってしまうから。それなのに、・・・こんなこと考えるのはダメだって思っているんだけど。でも、どうしても思い出してしまう。考えてしまう。
イヴィリシリアさんは、大戦時において陸戦最速の魔術師。ルシルさんとシャルさんの記憶の中で見た、シャルさんとイヴィリシリアさんの決闘、その結末を憶えていれば、見つかれば逃げることは絶対に出来ないって。
「うん。キャロとフリードはこの部屋の方が良いかな」
四階に着いて少し探索したあと、フェイトさんがある一室の扉を開けて室内を指差した。僕はキャロと顔を見合わせてから、キャロとフリードと一緒に室内を覗き込んだ。キャロが「わぁ?」って喜色の声を漏らす。うん、女の子が好きそうな部屋だと思う。フェイトさんに続いて僕たちも部屋に入る。点けたシャンデリアの明かりの下、僕たちを迎えてくれたのは・・・。
「すごいぬいぐるみの数。子供部屋かなぁ・・・?」
室内中に溢れかえるぬいぐるみの数々。動物はもちろん人の姿をした物もある。
「・・・きっとイヴィリシリアさんが子供だった頃に使ってた部屋じゃないかな」
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