暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜\〜
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方たちが隠れる猶予を与えるから。どうぞここ玉座の間より出で、我が城を目で楽しみ、香りを鼻で楽しみながらお逃げください。あぁ最後にもう一度。くれぐれも別区画に行かれませんようお願いね」

背後にある大きな両扉が、ガタン、と音を立てて開いた。

†††Sideフェイト⇒スバル†††

玉座の間から出て、前と左右に伸びる豪勢な廊下を見る。あたしは「どうしますか?」ってフェイトさんとシャマル先生とザフィーラに訊く。あたしよりかは正しい道を示す事が出来るはずだから。

「かくれんぼでも鬼ごっこでも一人で行動した方が良い、と相場が決まっているが」

「問題は見つかった場合。隠れ鬼のルール。見つかっても捕まらなければセーフ。でも・・・」

「逃げきるための戦力を考えれば、一人でいるのは危険ということね」

ザフィーラとフェイトさんとシャマル先生が、そしてティアとエリオも「難しいですね」って考え込む。むぅ。見つかりさえしなければいいって事だけど。そう簡単に三十分も隠れきることが出来るとも思えない。だってここはイヴィリシリアさんの城なんだから。みんなで唸っていると、「こうしていてもダメですね。とりあえずどこかに隠れないと」ってティアが。

「そうね。・・・そうだ、三手に別れましょう」

「そうですね。さすがに全員が纏まっていると一網打尽にされてしまいます」

「じゃあチーム分けはどうします?」

シャマル先生のチーム分け案にフェイトさんが賛成。それにエリオがどういった風のメンバーに分けるか訊く。時間もかけるのもまずいっていう事でそう深く考えられずに決まった、あたしとティアとシャマル先生、フェイトさんエリオとキャロ、そして単独行動っていうザフィーラの3チーム。

「我の嗅覚を駆使すれば、イヴィリシリア殿から逃げ切れる可能性が高い。みなには悪いが、万が一の保険として我は単独で身を隠す事にしたい」

っていうのがザフィーラの考え。これにはフェイトさんもシャマル先生も、ティアやエリオにキャロも賛成。あ、もちろんあたしも賛成。少しでも多く勝算のある方法を取っておきたいし。たとえあたし達が全滅してもザフィーラ一人生き残ってくれれば勝ちになる。

「それじゃみんな。イヴィリシリアさんは一筋縄じゃいかない相手だけど、でも勝つよ」

「「「「はいっ!」」」」「ええ!」

こうしてあたし達は三手に分かれて、イヴィリシリアさんに見つからないように、そして捕まらないようにするために、身を隠す場所を捜すことになった。あたしとティアとシャマル先生は右へ。フェイトさんとエリオとキャロは左へ。ザフィーラは真っ直ぐ。ひとり玉座の間から大きく離れるために。

「にしてもあたし達ってツイてるのかツイてないのか微妙よね」

ティアが一つ一つの部
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