暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜\〜
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、そこに座る一人の女性。
綺麗な銀色の長髪。髪型はルシルと同じインテークで、ストレートの後髪は首の辺りから左右にフワリと分かれてる。翡翠色の宝石のような瞳は、今は複雑な感情に満ちていて、どうやら演技を嫌々させられて葛藤してるみたい。格好はドレスじゃなくて同盟軍の制服の長衣(白)、青のロングプリーツスカート、茶色いブーツ。

「あの、演技とかしなくても・・・」

「・・・・そう。ありがとう、そう言ってくれると助かるわ」

私が気の毒に思ってそう言うと、イヴィリシリアさんは額に手をやって溜息。
そして改めて、

「ようこそ客人たち。私は風迅王イヴィリシリア・レアーナ・アースガルド。今回のお題・・・女王さまの我が儘なゲームに付き合う?を担当することになりました。悪いのだけど、貴方たちも我慢して付き合ってね・・・・はぁ」

自己紹介をして、最後にまた大きな溜息。すごい。何をするまでもなくイヴィリシリアさんはダウン寸前だ。でもこのままじゃ話は進まないし、閉じ込められたままだから、本題に入ってもらおうと思って声をかけようとしたとき、先にイヴィリシリアさんが私たちを見て告げる。

「あぁごめんなさいね。貴方たちも半ば巻き込まれている形なのよね。ではお互いのために、早速本題に入らせてもらおうかしら」

イヴィリシリアさんは玉座から立ち上がって、ブーツをゴツゴツ鳴らしてこちらに歩いてきた。その途中に、今回のお題の説明を始める。

「みなさんは、隠れ鬼、という遊びを御存じかしら?」

私立ちは顔を見合わせて、知らないという事で首を横に振る。イヴィリシリアさんはコクリと頷いて、「幼少の頃、私とゼフィ、ルシル、レン、フォルテ、シェフィ。それに使用人たちと遊んだゲームです」と懐かしそうに微笑んだ。

「隠れ鬼とは、鬼ごっことかくれんぼ。二つのゲームを一緒にしたもの」

イヴィリシリアさんからルールの詳細が告げられる。
私たち黄チームは、ここレアーナ王城ヒミンビョルグの中央区をエリア(区画を分ける目印は扉の色で、中央区から別区に繋がる扉は全部赤らしい)として隠れる。鬼であるイヴィリシリアさんが私たちを捜索。私たち全員が捕まったらゲームオーバー。
普通のかくれんぼとの違いは、たとえ見つかっても逃げ切る事が出来ればアウトにならないということ。そして捕まった誰かを救う事も出来る。イヴィリシリアさんに一撃を与える、という方法でだ。それですでに捕まった仲間を一撃につき一人解放できる。
そして私たちの勝利条件は、三十分という制限時間を逃げ続ける。またはイヴィリシリアさんにだけ用意されるHPを0にする。随分と私たちに有利なルールだけど、そんな優位性を簡単に崩すのが“アンスール”って判っているから、誰も何も言わない。

「では今より三十分間。貴
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