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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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りとスライドして行って・・・。

(今ッ!)

両手の指輪から伸びる魔力紐の先端にあるクリスタル四つを、肖像画のスライド途中だったイヴィリシリアさんに向かわせる。ジャストタイミング。だったけど、ペンデュラムが当たる直前、イヴィリシリアさんの姿がかき消えた。大きく後退していて、セインテスト君の“グングニル”のようなクリスタルの刀身を持つ剣でペンデュラムを弾いた。

「よく隠し部屋を見つけたものね」

「運が良かったんですよ。結局は見つかってしまいましたけど」

――風の足枷――

前方に小型の竜巻を三つ発生させる。風の足枷を見たイヴィリシリアさんが「ほう。風嵐系最強たる私に対して風の魔法」って口の端を歪めた。

(こ、こここ怖い。ど、どうしよう。怒らせちゃったのかしら・・・?)

「魔法の中には風嵐系の属性が無いと聞いていたから。ちょっと嬉しい」

か、かかかか可愛い? イヴィリシリアさんの笑顔って綺麗じゃなくて可愛い♪
でもすぐに「ではどこまで私について来られるか、見せてちょうだい」と言って、刀身に風を纏わせた剣を?十字斬り。

――旋刃――

放たれる真空の?十字斬。フライハイトちゃんの真空刃みたい。イヴィリシリアさんに向かって行っていた風の足枷が切断される。切断力は高いのは判ったわ。それだったら・・・

――風の護盾――

渦状の盾を前方に展開。攻撃を防ぎきる事に成功。うん、突破されることなく防ぐ事が出来たわ。私の防御力は、イヴィリシリアさんの攻撃力に負けていない。それが判ったのが良かった。

「それなら直接斬るまでの事・・・!」

――疾風――

イヴィリシリアさんの姿がかき消える。風の護盾の前に、もう一度小型の竜巻、風の足枷を三つ発生させる。私から攻勢に出るのは自滅行為。私は補助型。だから待ち構えるしかない。イヴィリシリアさんがただ攻防一体の足枷と語盾に突っ込んで来るのを、ただひたすら。

「この程度の風、そよ風にも満たないわっ!」

姿を現したのは護盾のすぐ前。イヴィリシリアさんの背後に在る足枷が全て横一線に断ち切られていて消滅していく。そしてイヴィリシリアさんはすでに剣を薙ぐ体勢に入っていた。バックステップで護盾から離れる。防御力に自信はあるけれど、もし斬られた時のために。
目にも留まらない鋭い一閃。ベッドルームと隠し部屋を隔てる壁が横一文字に切断される。それでも護盾を斬る事は出来ていなかった。驚愕しているイヴィリシリアさんと目が合う。このチャンスを逃すわけにはいかない。

――荒ぶる嵐――

風の砲撃を護盾もろとも、驚いて硬直しているイヴィリシリアさんへと撃つ。

――風鱗(フウリン)――

やった!? 間違いなく避けきれなかったはず。現にイヴィリシリ
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