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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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訊いた。そういえば、ルシルだけ何もやってないよね、今の話だと。

「私か? 私はアリスと戦っていた。お題のクリア条件である魔道書の奪取。アリスが魔道書を持っていて、クリアするために一戦交えた」

「アリスさんって確か・・結界王・・? ルシルさんに初めて黒星をつけたっていう」

「まあな。だが今回は勝ったぞ。だからクリア出来たんだ」

キャロがおずおずと訊いて、ルシルは苦笑しながら応えた。たった一つのお題で三人のアンスール、か。私たちのお題でも複数のアンスールが出てきたとしたら・・・。ダメ。どんなお題の内容でも勝てる気がしない。特にフノスさんとイヴィリシリアさん、そしてステアさん。
フノスさんは、次元世界が創られた元凶“ラグナロク”を、ルシルの助力があったとはいえたった一人で撃滅、封印した大英雄。イヴィリシリアさんは、連合の中で最強の剣騎士と謳われたシャルに打ち勝った程の実力者。ステアさんは、セシリスさんと同じ炎熱系最強の術者で、策略においては最高の頭脳、創世結界も持ってる。

(フォルテシアさんとジークヘルグさんも途轍もない実力者だし)

それに、シェフィリスさん。氷雪系最強の魔術師。同じ氷雪系のヨツンヘイム術者なんて目じゃないほどの強大な・・・。陰鬱な空気を纏いながらなのは達と別れて、16マス目へと歩を進めて・・・到着。すると、

『天の山なるヒミンビョルグに招かれた客人たちよ・・・ぷふふ、ふふふ。・・・あー、残念。我が儘な女王さまのゲームを受けないといけなくなっちゃった。女王さまと楽しくゲームして、頑張って勝ってね♪ そしたらクリアよ♪』

ゼフィランサスさんのアナウンスが流れた。ヒミンビョルグ。女王さま。えっと、アンスールで、その単語が当てはまるのは・・・。そこにルシルが「イヴ義姉さ――イヴィリシリアだ! 風迅王イヴィリシリアが相手だ、フェイト!」って声を荒げて告げてきた。その直後に転送が始まる。視界が白に染まって、クリアになった時にはもう景色が違っていて。

「うわぁすごい・・・」

「どこかの教会かしら・・・?」

「天井が凄い高い・・・!」

キャロとシャマル先生、エリオが驚きの声を漏らす。私たちの居る場所。そこは大きな大きな白を基調とした空間。床にはアースガルド魔法陣とルーン文字がいくつも描かれたレッドカーペット。イメージ的には子供の頃にアリサに見せてもらった写真、カンタベリー大聖堂の身廊に近いかも。だからとても綺麗なところだ。

「え、えっと、お、オーッホッホッホッホッホッ! あ、よく来たな、妾の城ヒミンビョルグに。あー、歓迎しようぞ、魔導師たちよ」

たどたどしい、ものすごく演技臭い声がどこからともなく。身廊のずっと奥、アプス(身廊の奥、半球状に飛び出た空間だね)に大きな玉座があって
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