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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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†††Sideフェイト†††

なのは達が戻ってきた。なにもペナルティーを受けてる様子はない。クリア出来たんだ、よかった。でもかなり疲れてる様子。激しいお題だったみたい。なのは達を見ていると、私の視線になのは達は気付いて、手を振ってきた。手を振り返すと、疲れてる顔を笑顔に変えてまた手を振り返してきてくれた。

「見事お題をクリアできたようね。じゃあ次は、黄チーム・・・だよね?」

「あ、はい」

「貴女は・・・ルシルの彼女さんだね。どうぞ、幸運があらんことを」

シェフィリスさんからサイコロを受け取り、「ありがとうございます」ってお礼を言ってからサイコロを放り投げた。コロコロ転がって、数字の目を上にして止まる。

「16ね。じゃあ16進んでね」

「みんな、行くよ」

エリオとキャロ、シャマル先生とザフィーラ、そしてスバルとティアナに声を掛ける。全員で頷き合って、はやて達に「頑張って!」って見送られながら螺旋状のマス目の道を歩き上がっていく。目的の16マス目に向かう途中、11マス目に居るなのは達と合流。

「あ、気を付けてフェイトちゃん。アンスールが普通のお題でも出てくるから」

「え、そうなの? じゃあ疲れてる顔してるのって・・・」

“アンスール”の誰かと戦ったからなんだ。それなら疲れて当然かな。特にヴィータがうんざりしたように肩を落として「あたしら、シエルとカノンと戦って、それはもう酷い目に遭ったんだよ」って大きく溜息。シエルとカノンって、ルシルの実の妹と弟子だったよね・・・? ルシルをチラッと見ると、

「ヴィータとリエイスのユニゾン形態は、シエルを相手に時間切れで引き分け。カノンと戦ったなのはとヴィヴィオとアインハルトとコロナとリオは、ヴィヴィオ以外が撃墜。ヴィヴィオは一人カノンの懐に入り勝利を収めたという結果だ」

「す、すごい! カノンさんってすっごく強いんだよねっ?」

「あ、でも完全に勝ったわけじゃないんです。勝ちを譲ってもらったというか」

カノンさんに勝ったっていうヴィヴィオに、スバルが興奮。でもヴィヴィオはあまり嬉しそうじゃない。勝ちを譲ってもらった、っていうのが原因みたい。するとルシルが「カノンに気付かれずに背後を取った。それだけで十分誇れることだぞ」ってフォローを入れて、ヴィヴィオの頭を撫でる。

「ヴィータとリエイスも。時間切れとは言え、シエルを相手に粘り、負けなかった。なのはとコロナとリオとアインハルトも、ヴィヴィオの勝利へ繋いだ。すごい事だ」

「そうよね〜。負けなかったって時点でもうすごい事よね」

シャマル先生もうんうん頷いて、シエルさんとの引き分け、カノンさんに勝利した青チームのみんなを労う。そこにティアナが「あの、ルシルさんは一体何を?」と
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