暁 〜小説投稿サイト〜
緋弾のアリアGS Genius Scientist
イ・ウー編
武偵殺し
22弾 アリアの思い
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ちているのは。
なんなんだろう?この気持ちは。
彼と一緒にいられるのが嬉しくて、彼と話せるのが楽しくて、彼があたしを見てくれているのが幸せで。
あたしは彼と出会って、久しぶりに幸福だった。
だから、もし、今あたしの中にある気持ちに名前を付けるとすれば。それはきっと――――??だろう。
でも、もうあたしは彼と一緒にいない。話せることも無く、彼があたしを見てくれることも無いだろう。そう思うと、涙が溢れて止まらなくなった。
(寂しい)
彼に会いたい。
(辛い)
彼と一緒にいたい。
(悲しい)
彼と話したい。
(嫌だ)
彼にあたしを見て、そして笑いかけてほしい。
そんな思いが溢れて止まらなくなり、たまらずあたしは彼の名前を呼ぶ。
「会いたいよぉ……ミズキぃ」
ガチャ。
部屋のドアが開く。するとそこに立っていたのは彼だった。
「よお、アリア。昨日ぶり」
そう言って彼――――ミズキは、あたしの方に向かって歩いてきた。
まるで、お伽噺に出てくる王子様のように。
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