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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜Z〜
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に近づきます。襲われるかどうか心配ですけど。まず「どうしたの?」ってイクスが話しかけました。男の子は顔を上げずに「ままとはぐれちゃったの」とだけ言って、また声に出して泣き始めました。襲われることはなかったですが、これはこれは大変ですね・・・。どうしたものかとイクスと一緒に考えていた時、最悪な事態が起きてしまったです。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!」
「「ッ!?」」
わたし達が出てきた南館の扉の前に、一人の女性の幽霊が出現しました(泣)。その女性霊は「私の子供を苛めたのはお前たちかっ!」なんて、とんでもない勘違いを起こしちゃってました!
「ち、違いますよっ! 泣いていたので、どうしたのかなって声をかけていただけ――って!」
気が付けば石橋の手摺の向こうに大木が四本浮いてました。根に泥が付いていますから、きっと勘違いをしていますお母さん霊が引っこ抜いたと思うです。まさかあの大木で攻撃をしてくる・・・・んでしょうね、やっぱり。
「ちがうよっ、まま! おねえちゃんたちは、ないてるぼくをしんぱいしてくれただけなんだ!」
「「え?」」
背後に居た男の子がいつの間にか目の前に現れていて、わたし達を庇ってくれました。あれ? あれれ? なんか良いお話になっていく予感が。お母さん霊が「ぼうや・・・」って浮かせていました大木をゆっくり降ろしていました。助かったって安堵の溜息。男の子はわたし達に振り向いて、
「ありがとう、おねえちゃんたち。おれいに良いことおしえてあげる。プレンセレリウスさまはおとなしくつかまらないから気をつけてね」
と言った後「バイバイ」とお母さん霊のもとに走っていって、わたし達に手を振りつつお母さん霊と一緒に消えて行きました。
「プレンセレリウスさんがこの屋敷の主なんですね」
「大人しく捕まらない、ということは・・・部屋から出て逃げる、ということでしょうか・・・?」
かなり重要なお話をしてくれた男の子に感謝しながら、わたし達は中央館三階に続く両扉を開けました。
†††Sideリイン⇒はやて†††
明かりが点いたことで楽に探索出来て、ある部屋でこの屋敷の見取り図を見つけた。で、今は中央館に続く渡り廊下を目指して走ってる。
「はやてさん、明かりを点けたのって・・・!」
ルールーは確信に満ちた目をしてそう訊いてきた。私もルールーとおんなじ事を思っとる。そやから「シグナムやろね」と答える。私らの中で一番動揺せずに真っ直ぐ行動するんはシグナムとしか考えられへん。
「やっぱり・・・。あ、あの扉の先にある渡り廊下を進めば中央館ですね・・・!」
両開き扉が見えてきた。これまた凝ったデザインドアやな。向かい合わせの男女の天使や。
扉の前で一度立ち止まって、
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