暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜Z〜
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は・・・
「わたしは祝福の風リインフォースU。はやてちゃん達、大好きな家族とお友達を守るのがお仕事ですっ」
そう意気込んで立ち上がる。イクスも「その意気です、リインさん!」って立ち上がる。そうして始まった探索。内心ビクビクしながらこのフロアのいくつもの部屋の扉を開けて、
「うふふふ」
「誰か笑ってるですぅーーーーーーーッ!」
「すぐに明かりをつけましょう!」
ということを繰り返して、辿り着いたある一室。そこで大切な情報源、この屋敷の見取り図を見つけました。それから手に入れた情報はかなり重大なモノで、お題のクリア条件である主の居場所と思しき館主室の場所、そのフロア全体に電力(魔力じゃありませんでした)を供給する配電室の場所、そして・・・
「この点は、たぶんわたし達を示していると思います」
イクスの指差す場所には黒塗りの点、全部で七つ。二人一組が三つ。単独が一つですね。その単独の点が中央館の三階配電室から移動始めました。他の組より動くのが速いですから、おそらくシグナムですねぇ。この迷いが一切感じられない清々しさのある行動の速さは。つまりはやてちゃん達は一人じゃなくて、誰かと組んでいる・・・? それなら安心できますね。
「えーと、ではまず中央館へ続く渡り廊下を目指しましょう。全館の三階には明かりが点いているようですし、中央館の三階から四階へと上がるのが一番です」
「そうですね。では行きましょう、イクス。みんなもきっと中央館を目指しているはずです」
わたしとイクスとは別の二人一組の点が、中央館へ続く渡り廊下を目指して動き出しているのが見て取れますし。イクスも「はいっ、行きましょう」って頷いて、わたしとイクスは中央館へ行くために・・・えっと、走るのはちょっとなので、歩きだします。部屋を出、廊下を歩き、辿り着いたのは中央館へ続く渡り廊下の扉。
「いくですよ、イクス。覚悟は決まっています・・よね?」
わたしはちょっぴり逃げ腰です。こ、怖いものは怖いですっ、これはしょうがない事ですっ。対するイクスは「いつでも大丈夫ですよ」ってニッコリ。ですが、どこか緊張しているのが判りました。三階の渡り廊下は屋外の石橋らしいですから、明かりが無いと思ってもいいです。
幽霊が平気であってもいつ現れるか、どんな幽霊かが判らない事に変わりないですから、やっぱり緊張くらいはしますよね。だからもう一度、今度はわたしの方からイクスの右手を掴み取ります。
「扉を開けたらすぐに走りますよ、イクス」
「はいっ。行きましょう、リインさん」
頷き合って、両扉を勢いよく開け放つ。って、覚悟していたのに石橋には明かりがありました。天井から吊るされたランプは屋内の明かりに比べれば弱々しいです。ですけど、それでも心強いのに
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