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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜Z〜
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く。そやけどそれは隙を作る事になる防御方法や。この隙を見逃すほど馬鹿やないよ?

「ブラッディダガー!」

『撃ちます!』

多方向からの高速多数射撃。プレンセレリウスさんの表情が焦りに滲む。振り払っとった“ミスティルテイン”の防御を抜いて直撃、爆発を起こして私との間に煙幕が出来た。さらに距離を開けて、ブリューナクを連射。

「うふふふ」

っと忘れるとこやった。相手はプレンセレリウスさんだけやないんや。真横から現れた女性霊の抱擁をクルリと舞うようにして回避。すぐさま煙幕の中にクラウ・ソラスを撃ち込む。そやけど、

「痛っった〜〜〜〜〜。お返しだっ!」

――お前に憂鬱を贈るぜ(デプレシオン・ファントム)――

あの顔の光弾が煙幕の中から何の前触れもなく飛んできて、クラウ・ソラスをかき消した。しかもその数が今までの比やない。廊下いっぱいにブワッとや。これはアカン。踵を返して飛行、全速離脱。呻き声を上げながら迫ってくる無数の人面光弾。

『追いつかれちゃいます!』

判っとるけど、これでも今まで以上に速く飛んでる。「アカン・・・!」追いつかれる・・・。と諦めようとした時、通り過ぎようとしとった階段ホールから伸びてきた腕がお腹に回って、私を階段ホールへと引っ張り込んだ。全力飛行の途中にそんな事されたから「うげっ?」って呻き声を出してまう。

「って、シグナム!?」

私を引っ張り込んだんはアギトとユニゾンを果たしたシグナムやった。それに「主はやて。みなは中央館より避難しました」って元に戻っとるし。迫って来てた人面光弾をシグナムのおかげでやり過ごす事が出来、リインは『何とかなってみたいですね』と安堵。で、私はと言うと、

「シグナム、ホンマにいつものシグナムなん?」

「申し訳ありません、主はやて。その話はもう忘れていただいてもよろしいでしょうか・・・」

『元に戻った瞬間のシグナム、マイスターとリインにも見せたかったぜ』

「アギト。今すぐその口を閉じなければ・・・・斬る」

『面白かったのになぁ〜』

どうやら憑依されとった間の記憶があるみたいやなぁ。“機動六課”ん時もリインと精神が入れ替わってとんでもない目に遭ったし。シグナムはこうゆう不幸な目に遭いやすい星の下に居るんかも。まぁ、シグナムの元に戻った時の事も気にはなるんやけど、今はプレンセレリウスさんの事や。

「そうやな。で、さっきの話やけど・・・」

「はい。デアボリック・エミッションを使うという話は聞き及んでいます。ですので発動の邪魔にならないように、みなを中央館から北館へと避難させました」

「そうか、うん、それなら気にせんでええな。じゃあシグナムも避難してな」

みんなは避難したようやけど、このままやとシグナ
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