暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜Z〜
[16/21]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
スを纏った女の子の幽霊が。
止まるか? いや、このまま突っ切って二階へ進入するっ。飛行速度を上げてU字階段前半を飛行、少女霊の頭上で反転、壁に両足をついて三角蹴りして後半を飛行、二階の廊下へ。止まらんとそのまま二階の探索を開始する。
『はやてちゃん、いつの間にあんなアクロバットな飛行が出来るように・・・?』
「ん? たまたま出来たんよ?」
親友
(
なのは
)
ちゃん達の飛ぶ姿を見とったら、私も出来る気がしたんや。まぁ、もう一度やってって言われても出来るかは微妙に怪しいけどな。廊下をひたすら飛んでプレンセレリウスさんを捜索しとると、
――
亡者境界
(
カオ・ムル
)
――
大小さまざまな幽霊の顔だけで構成された壁が、前方の廊下いっぱいに作り出された。
『はやてちゃんストォォーーーーーップ!!』
急ブレーキ。なんとか顔の壁に突っ込むことなく止まれて安堵。というかな・・・
「リ、リイン・・・、あのな、もうちょい声のボリュームを下げてくれるか?」
『ごめんなさいです、はやてちゃん。でもでも、突っ込んだりでもしたらもっと大変なことになってましたよ絶対!』
そこはまぁ同感やな。床から生まれては天井で消えるいくつもの苦悶に満ちた顔の壁に、『ですからはやてちゃん、早く離れた方が良いですよぉっ!』ってリインがそう涙声で訴えてくる。確かに見てて気分のええモンやないな。何か気分的に攻撃も撃ち難いし。来た道を戻るために反転しようとしたとき、全身に悪寒が奔った。考える間もなく飛行魔法をキャンセルして降り立ち、その場に頭を抱えて蹲った。
――
全霊突撃せよ
(
トゥース・シャルジュ
)
――
その瞬間、頭上を飛び過ぎ去ってく無数の幽霊の顔。気付かんとおったら間違いなく食らっとったわ、あんな受けたらアカンもんを。立ち上がって振り返ってみれば、さっきまであった顔の壁が無くなっとった。
「おお、今のを避けるんだ。気配察知はなかなかなもんだな、はやてちゃん」
『「プレンセレリウスさん!」』
20m先の曲がり角から、私の“シュベルトクロイツ”に似とる黄金に輝く十字槍を手にしたプレンセレリウスさんが出てきた。十字槍は、“シュベルトクロイツ”の先端をもっと長くしてもっと装飾に彩った感じ。
「オーッス。今度はあんたが来たのか〜。さっきの娘もなかなかだったが。さて、あんたはどこまで避けられるのか・・・見せてもらうぜ。さあ行くぜ、ミスティルテイン」
プレンセレリウスさんが十字槍(ミスティルテインゆう名前みたいやな)をクルクル回して先端を向けてきた。
――
先駆けし者らよ
(
キャヴァリエ・エキップ
)
――
プレンセレリウスさんの前に、馬の幽霊に乗った槍騎士霊が縦列で六騎現れた。踵を返して飛行再開。直後に「|突撃《ト
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ